2023.06.07

CARS

「今はこんなデザイン、絶対できない!」 細いピラーが超絶美しいBMW 3.0CSi (1974年型) 【あなたのちょっと古いクルマ見せてください! その1】

1974年型BMW 3.0CSIとオーナーの吉本さん。

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仲間と一緒に楽しむ

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このクルマはスポーティに走らせてコーナーを楽しむよりも、高速道路をゆったり流すのが一番気持ち良いという吉本さんが楽しむのは、もっぱら“ちょっと古いクルマ”仲間との時間だ。

「CSの会、と呼んでいるオーナーズ・ミーティングでは年2回、御殿場などに集まっています。みんなで思い思いのCSを並べて、わいわい騒ぐのが楽しいなぁ。あとはコッパ・ディ東京やコッパ・ディ小海などのクラシックカー・ラリーにも仕事仲間とよく参加しているんですよ」

Cピラーの華奢な感じが良いですよ、とオーナーの吉本さん。

同じクルマのオーナーと集まることで、海外から取り寄せる補修部品をまとめて注文したり、限りなく新車時の状態が保たれた吉本さんの愛車を、他のオーナーが見て参考にしたりするなど、仲間同士で支え合う関係ができているのだという。古いクルマのオーナーにとって、このような繋がりは心強いだろう。

「学生時代、周りはみんなセブンスターを吸っていたけれど、僕はチェリーとかウィンストンだった。何か人とは違うものがいい、というのが昔からあったんだと思います。もう、馬力はそこそこでいいかなぁ。ずっと、このクルマを大切にしますよ!」

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文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正

(ENGINE2023年7月号)

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