2023.06.04

CARS

市販最強の自然吸気V8を積むシボレー・コルベットZ06が上陸 今夏に抽選で販売される予定

シボレー・コルベットの高性能仕様となる「Z06」が、5月20日に富士スピードウェイで開催された「シボレー・ファンデイ2023」で日本初披露された。

5.5リッターV8DOHCをミドシップに搭載

新型でFRからミドシップへと生まれ変わった新型コルベットのZ06に搭載されるエンジンは新開発の5.5リッターV8DOHC自然吸気である「LT6」型。最高出力は646ps/8550rpm、最大トルクは623Nm/6300rpmを発生する。市販モデル用のV8自然吸気としては最強を謳うLT6はコルベットのレース用モデルに搭載される「LT6R」と同時開発された。軽量なフラットプレーン・クランクシャフトとドライサンプ・システムを採用し、レッドゾーンは8600rpmに設定されている。



専用ボディで冷却性能を向上

ボディやシャシーについてもレースカーの「コルベットC8.R」で得られたノウハウを反映している。ボディ・サイズは通常モデルより全長は55mm、全幅は85mm拡大。専用デザインのフロントまわりやサイド・ベントを採用することで、冷却性能の向上を図っている。

リア・スポイラーは調整式で、これまでの新型コルベットと比べると約300km/h走行時のダウンフォースを約164kg向上させた。タイヤ・サイズはフロントが275/30ZR20、リアが345/25ZR21で、鍛造ホイールのサイズはコルベットの市販車では最大となる。



ブラック外装&レッド内装のみ

ブレーキはフロント370mm、リア380mmのブレンボ製ローターを装備し、フロント・キャリパーはスタンダードなコルベットの4ポットから6ポットへ変更。サスペンションは可変式の流体磁性ダンパーを用いた「マグネティック・セレクティブ・ライド・コントロール4.0」を標準装備する。

日本仕様は右ハンドルで、カラーリングはボディがブラック、インテリアがアドレナリンレッドのみとなる。

価格は2500万円を予定。販売は抽選で、正式な価格や販売台数、申し込み及び抽選方法は夏頃に発表される見込みだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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