2023.06.23

CARS

トヨタが水素エンジンでル・マンに挑戦 GRカローラの成果がついに世界へ羽ばたく

トヨタ・ガズーレーシング(TGR)が100周年を迎えた今年のル・マンで、水素エンジン搭載レースカーのコンセプト・カーとなる「GR H2レーシングコンセプト」を発表した。

水素エンジンの参加を認める

ル・マン24時間レースのオーガナイザーであるACO(フランス西部自動車クラブ)は水素を燃料に用いたレーシング・カーが参加できるカテゴリーの創設を推し進めている。その対象がこれまでは燃料電池のみだったが、今回新たに水素エンジンの参加を認めることにした。これの変更を受けて、すでに水素エンジンでスーパー耐久へ参戦しているトヨタは将来のル・マン投入を見据えてこのGR H2レーシングコンセプトを製作した。



狙うはトップ・カテゴリーか!?

外観は現在ル・マンをはじめとするFIA世界耐久選手権(WEC)に参戦している「GR 010ハイブリッド」に近く、フロントには新型プリウスなどにも用いられているハンマーヘッド・デザインが用いられている。スペックは、全長5100mm、全幅2050mmのボディ・サイズと、パワートレインが水素エンジンをベースとしたハイブリッド・システムになること以外は公表されていない。

公式発表は、ル・マン24時間レース中にサルテサーキットで行われたACOのプレスカンファレンスの場で、登壇した豊田章男会長自らによって行われた。豊田会長はル・マン100周年への祝辞を述べるとともに、パフォーマンスや興奮を犠牲にすることなく、モータースポーツでカーボンニュートラルを目指すという狙いを語った。

水素レーシング・カーについては、ゼロエミッションでありながら、音やトルク、迫力が揃っているという点をアピール。そして「次の100年後も、こうしてチェッカーフラッグが振られることを祈っています」と結んだ。

ル・マン24時間レースの水素カテゴリーは2026年の創設を目指して準備が進んでいる。



文=関 耕一郎

(エンジン WEBオリジナル)

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