2023.06.30

CARS

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キーワードは「ザ・モダン」 ベントレーの新しい発信地「ベントレー東京 芝ショールーム」の魅力を探る!

今年の4月に港区の芝に東日本最大のベントレーの新店舗、「ベントレー東京 芝ショールーム」がオープンして2カ月が経った。首都高速からもショーケースと呼ばれるベントレーの新しい展示エリアが見える芝の新たなランドマークの存在を知る人も多いだろう。そんなベントレーの旗艦ショールームを改めて訪ねた。

顧客とメーカーをつなぐ大切なタッチポイント

東京港区の芝周辺は、実は自動車とは縁が深い。日本のクルマ文化の黎明期から現在に至るまで、芝には多くの自動車関連企業が社屋や店舗を構えた。特に多かったのが輸入車を扱う会社で、その煌びやかなショールームは、クルマ好きにとっては憧れの場所だったというのはよく知られた話だ。



そんな芝にこの4月にオープンしたのが「ベントレー東京 芝ショールーム」だ。今やネットを使う新しい販売方法もあるが、ラグジュアリーの世界では、実車が重要であることに変わりはない。それどころか、販売するクルマの世界観が実際に目で見て肌で感じられるショールームは、顧客とプロダクト、さらに言えば顧客とメーカーをつなぐ大切なタッチポイントになっている。

そういう意味でも「ベントレー東京 芝ショールーム」は、まさに"ベントレーの現在"が目の当たりにできる重要な拠点と言える。

◆「ベントレー東京 芝ショールーム」の詳しい情報はこちら!




首都高速1号羽田線、芝公園出入口の間近にあるビルの1階は、展示車両1台とセールスレディが待機するカウンターだけがある、「別世界への入り口」と言えるようなスペースだ。そこからエレベーターで2階へと案内され、扉が開いた瞬間から非凡なる体験が始まる。

エレベーターを降りると広がるアイボリーの明るい空間は、ベントレーの最新のCIに基づいている。そこには、歴史と伝統を重んじたいわゆる英国調とはまったく異なる世界があった。

ひと言でいうと、「モダン・ベントレーの世界」だ。この日、ヒーロー・エリアと呼ばれる、訪れた人が最初に目にするスペースに置かれていたのは、まさに現在のベントレーを象徴する存在のベンテイガEWBアズールだった。





2階のフロアーで特徴的なのは、ひと目でフロアー全体が見わたせるような広々とした見せ方ではなく、あえてクランク状のスペースが設けられていることだ。それは、あたかもベントレーのストーリー(物語)が愉しめるかのように、奥へと導く設計になっているためだ。

これはたんに展示車両を見るという従来のショールームの考え方から一歩進んで、ベントレーの世界観を丸ごと感じることができるようにと考えれた工夫だという。





入り口に近い方には現在のベントレーの躍進を象徴するSUVのベンテイガが置かれ、中ほどに進んで行くとコンチネンタルGT、さらに奥にはフライング・スパーが置かれていた。この入り口から見えないエリアには、大きなテーブルとモニターが備わるコンフィギュレーション・ルームが設けられている。あえて視線の届かない場所をつくったのは、今やベントレーではあたり前となりつつあるカスタム・オーダーをゆっくり楽しめるようにしたためだ。





ベントレーを変えたコンチネンタルGT

◆「ベントレー東京 芝ショールーム」の詳しい情報はこちら!


実はこの「ベントレー東京 芝ショールーム」を運営しているのは、コーンズ・モータース株式会社だ。世田谷とこの新しい芝の2店のショールームがあるベントレー東京のマーケティングの責任者である土田裕之さんに話を聞いた。

土田さんが1992年にコーンズに入社した当時、コーンズはインポーターとしてベントレーを輸入する立場にあった。ベントレー・ジャパンが出来てからはディーラーとしてセールスの陣頭に立ち、2012年からはマーケティングを統括しているという土田さん、まさに日本におけるベントレーの変遷のあらゆる面を見てきたと言っていい。





そんな土田さんは、セールス時代にベントレーで衝撃的な体験をした。2003年の夏にコンチネンタルGTが国内デビューをした時のことだ。

「とても暑い日本の真夏に、ゼロベースで開発されたコンチネンタルGTがデビューしたわけですが、初期生産にありがちな不具合もなく、その新型車には3年間のメンテナンス・フリーパッケージまでついていました。それまでのベントレーの常識では考えられないことだったんです。しかも販売開始前から長いウエイティングリストができた。これは本当に驚きました。そこからです。ベントレーが変わったのは」

以前のベントレーと言えば、アルナージのような好事家が乗るようなクルマしかなかったが、コンチネンタルGTの登場で、売れ方も買う人もすっかり変わったと土田さんはいう。どんなクルマもモデル末期になると売れ方が鈍るのが普通だが、コンチネンタルGT以降のベントレーは、最後まで勢いが衰えない売り切るモデルばかりだったという。しかも、それは今でも変わらないというから驚く。





さらにコンチネンタルGTに続いて近年登場したベンテイガが顧客の年齢層をグッと引き下げた。若返りはどのメーカーも目指すところだが、ベントレーはそれが上手く行っているという。

「新しいCIのショールームもそうですし、ニューモデルの発表会もこれまでのやり方ではない、もっとライフスタイルを絡めたアプローチをすることで、若い顧客のニューズに応えるようになってきています」

実は、そうしたマーケティングは、コーンズの新しい取り組みともマッチしていると土田さんはいう。

例えば先日メディアを招いて大々的に公開された新しいコンセプトの会員制ドライビングクラブの「ザ・マガリガワ・クラブ」は、クルマはもちろん、その楽しみ方まで提供しようというこれまでにないサービスを実現したとして、プレミアムなライフスタイルを志向する多くのクルマ好きから好感を持って受け入れられた。






「ザ・マガリガワ・クラブ」のほかにも、会員だけが楽しめるレストラン&バーの「1861」や、空調システムも完備し、メンテナンスも行うガレージの「コーンズ・リザーブ」などのサービスを提供するのも同じ理由だ。

コーンズがベントレーの正規輸入総代理店契約を結んだ1964年から数えて、2024年にはベントレーとのパートナーシップも60周年を迎えるという。実は、「ベントレー東京 芝ショールーム」は、その記念すべき事業の先駆けとしてオープンした。日本におけるベントレーのラグジュアリーな魅力を発信する場として、これほど相応しい場所はない。

文=塩澤則浩(ENGINEWEB) 写真=望月浩彦

◆「ベントレー東京 芝ショールーム」の詳しい情報はこちら!

◾️ベントレー東京 芝ショールーム
住所:105-0014 東京都港区芝3-3-10
営業時間:平日10:00〜19:00/土日祝10:00〜18:00
定休日:水曜日
電話:03-6435-2750



(ENGINEWEBオリジナル)

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