2023.08.14

CARS

サンク・バカラの再来か!? ルノー・ルーテシアのハイブリッドにエンジニアードが追加 驚異の燃費性能に変わりなし 

ルノー・ルーテシアE-テック・エンジニアード

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ルノーがE-TECH(テック)ハイブリッドのために用意した新グレード、エンジニアードがまずアルカナに設定されたときの原稿で、僕はかつての5(サンク)バカラを思わせると書いたけれど、それはこのルーテシアE-TECHエンジニアードのために取っておけば良かったと反省した。

加速が素晴らしい


こちらはアルカナのようなR.S.ラインとの入れ替えではなく、E-TECHハイブリッドの上級車種として追加された。そんな位置づけも5バカラに近い。



エクステリアの仕立てはアルカナに似ていて、フロント・バンパーにウォームチタニウム・カラーのF1ブレードが追加されるとともに、サイド・プロテクションモールや専用17インチ・アルミホイール、リア・バンパーにもウォームチタニウムの差し色が入り、フロント・グリルとルノーのエンブレム、サイド・プロテクターはブリリアントブラック仕上げになる。

インテリアは、ウォームチタニウムのステッチが入った専用ステアリング、専用シート、ドア・トリムに加えて、エアコン・ルーバーにもウォームチタニウムのインサートが入り、インパネやドア・トリムの一部はカーボン調パネルになり、アルミ製ペダル、専用キッキング・プレートもおごられる。





メカニズムはいままでどおり。今回は試乗会でアルカナからの乗り換えだったこともあり、軽量コンパクトなボディを生かした加速はダイレクト感にあふれていた。一方エンジン音やロードノイズの遮断はアルカナほどではないけれど、エンジニアードではBOSEのサウンド・システムが標準装備になるので、オーディオを楽しんでいるうちにノイズは気にならなくなった。

かつての5バカラはエンジンも、それまでの1.4リッターOHVに代えて新世代の1.7リッターSOHCを与え、走りも上質に仕立てていたことを思い出す。そういう意味でもルーテシアE-TECHエンジニアードは、5バカラの復刻版と言えるのではないだろうか。だからこそボディ・カラーはグレーとブラックだけでなく、あの頃のようにブラウン系のシックな色があってもいいと思った。

文=森口将之 写真=篠原晃一



(ENGINE2023年9・10月号)

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