2023.08.22

CARS

2040年までに100%のEV&FCEV化を目指すホンダが、アキュラ初のEVをお披露目

ホンダが北米や中国市場を中心に展開している上級ブランドのアキュラに、ブランド初となる電気自動車(EV)、「アキュラZDX」が登場。アメリカで開催されたモントレー・カー・ウィーク2023で世界初公開した。2024年初頭の発売を予定しているモデルだ。

GMとの共同開発

ZDXは2022年のモントレー・カー・ウィークで公開したデザイン・スタディの「プレシジョンEVコンセプト」から発展した市販モデル。GMとの共同開発モデルであり、「アルティウム」と呼ばれるGM製バッテリーを搭載する。容量は102kWhで、米国環境保護庁(EPA)の基準で300マイル、すなわち480km以上の航続距離を目指している。



アキュラ最速SUVのタイプSも設定

また、走行性能を高めた「ZDXタイプS」を設定。約500psを発生する高出力モーターを採用し、EVにおける操る喜びを追求するとともに、アキュラ最速SUVとなることが見込まれている。

車載コネクテッドサービスのGoogleビルトインをアキュラとしては初めて標準搭載。また、オーディオはバング&オルフセン製サウンドシステムを初採用している。

ホンダは2040年までにグローバル販売の100%をEVおよび燃料電池自動車(FCEV)とする目標を掲げている。その実現に向け、ZDXは、2024年発売予定のホンダ・プロローグとともに、北米の電動化戦略を支えることが想定されている。

さらにモントレー・カー・ウィーク2023では、次世代の高性能スポーツEVのデザインの方向性を示すエレクトリック・ビジョン・デザイン・スタディの映像も公開。NSXの後継モデルとなるスーパースポーツEVも登場が期待できそうだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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