2023.09.28

CARS

大人気のアルファード&ヴェルファイアに自動車評論家の国沢光宏が試乗! その判定やいかに?

トヨタの大人気フラッグシップ・ミニバン、アルファードに試乗!

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発表初日から購入者が殺到。その後、オーダーストップが掛かるほどに人気を博す新しくなったトヨタのフラッグシップ・ミニバン、アルファード&ヴェルファイア。2.5リッターハイブリッドを積むアルファードを中心にその魅力を探ってみた。モータージャーナリストの国沢光宏がリポートする。

人気抜群のミニバンであるトヨタ・アルファード/ヴェルファイアがフルモデルチェンジをしたので試乗してみた。まずクルマの雰囲気だけれど、今やVIPカーとしても使われることが多いということから一段と派手になり、存在感を増してきた。例えば窓の面積を減らすことで「凄み」みたいなイメージを出している。この手のクルマを好むユーザー層からすれば満足度は高いと思う。アルファードとヴェルファイアの差は主としてフロント・デザイン。どっちも凄い!

写真はすべて最上級グレードのエグゼクティブブラウンジ。価格は2WDで850万円。

クルマの方向性は大きく変えてきた。大ざっぱに説明するとアルファードが「後席中心」。ヴェルファイアは「ドライバーズ・カー」である。といってもセカンド・シートを含むインテリアは共通なので、主な違いは走りの味です。具体的に書くと、システム出力250馬力となる2.5リッターのハイブリッドは両モデル共通。それ以外のパワーユニットが、アルファードなら2.5リッター182馬力のターボ無し。ヴェルファイアだと279馬力の2.4リッターターボといった具合。

「素敵!」としか言えない

2.4リッターターボについては別記事で紹介するが、期待して乗ると少しばかり「あら?」になるかもしれません。というのもシステム出力250馬力のハイブリッドが案外良い仕事をしているからだ。実際、数字を見ても29馬力差。加えて低い回転域やアクセレレーターを踏んだ直後でターボのブースト圧が付いてこない領域でもハイブリッドはモーターがアシストしてくれる。街中のドライバビリティなどハイブリッドに軍配を上げたくなるほど。燃費も圧倒的に違います。

室内で特筆すべきはやはり2列目シートだろう。リクライニング、オットマン、ヒーター、テーブルなど至れり尽くせり。

アルファード&ヴェルファイアに共通するインテリアは「素敵!」としか言えない。なかでも上級グレード“エグゼクティブラウンジ” のゴージャスさときたら、輸入車を含め勝てるモデルは考えにくい。極端なことを言うと、ファントムのリア・シートよりワクワク感があるし、ロング・ドライブだと飽きずに過ごせること間違いなし!

広いし楽チンだしエンターテインメントだって充実している。目的地からの帰り、映画でも見ながらワインを飲んで帰宅なんてことも。

3列目は従来通り、跳ね上げ式を採用。

詳しくは写真を見て頂きたい。スライド・ドアを開けると足元にステップが出てくる。座ればそれぞれの席にお好みの空調が届く。セパレートされたシートそのものもゆったりしたサイズで、リクライニング&オットマン付き。サイド・ウインドウには電動サンシェード。ムーンルーフや、ボーイング787のようなたくさんの色調を選べるLEDルームランプ、JBLの14インチ・エンタテインメント・システムなども。プライベートジェットみたいです。

アルファードの乗り心地はソフトで快適。少しばかりハネるヴェルファイアと全く違う。後席主体で乗るなら1秒も迷うことなくアルファードをすすめておく。ヴェルファイアを買って「乗り心地悪い」と感じたら、これまた迷わずダンパー交換を考えたらいいと思う。乗り心地が大きく改善することだろう。パワーユニットはハイブリッドを強く推奨しておく。モーターのアシスト領域を拡大しているということで、大きくて重いボディを軽々と走らせてくれます。

文=国沢光宏 写真=茂呂幸正



(ENGINE2023年11月号)

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