2023.10.07

CARS

【試乗記】新しいEクラスのデキはどうだった? 6代目となる新型メルセデス・ベンツEクラスにモータージャーナリストの大谷達也が試乗!

メルセデス・ベンツE200(E200d)に試乗!

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約7年の時を経て、新型へと生まれ変わったEクラス。このメルセデスの大黒柱たるモデルが、どんな進化を遂げたのか。オーストリアで開かれた国際試乗会より、モータージャーナリストの大谷達也が報告する。

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主流は“EQ顔”へ


フロント・グリルのデザインがメルセデス・ベンツのEVと同じ“EQ顔”になって「おや?」と思われた方がいるかもしれないが、これは紛れもなく、内燃エンジンを搭載した新型Eクラスである。

助手席から中央部分まで一体になった大型液晶画面が目を惹く。外観と同じく、EQシリーズと近似のシステムで、オプションで用意される。


いちおうドイツではエクスクルーシブ・フロントと呼ばれるメルセデス伝統のクラシカルなフロント・グリルも用意されるが、近年の潮流どおり、日本など多くの市場ではアヴァンギャルド・フロントという名の“EQ顔”が主流となる見通しだ。

ただし、新型Eクラスのプロポーションは典型的なメルセデスのサルーンをお手本としたもので、長めのボンネットに連なる形でキャビンが設けられるとともに、トランク・ルームはなだらかに下降するラインで描かれている。いっぽうで、よくよく見ればボディ・パネルの面仕上げは質感が改善され、パネル間のすき間も驚くほど狭いので、全体的な上質さは大幅に向上している。

先ほど新型Eクラスは「内燃エンジンを搭載」していると紹介したが、CO2削減に向けた努力は引き続き行われていて、オーストリアのウィーン郊外で行われた国際試乗会に用意されたモデルは、プラグイン・ハイブリッド版を含め、すべて4気筒エンジンを搭載。6気筒モデルは追って登場する計画という。



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