2023.11.16

LIFESTYLE

日本の居酒屋が香港では高感度なグルメスポット? 逆輸入で日本に上陸した東京・神宮前「CENSU TOKYO」

絶品の「海南チキンパエリア」

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今夏、香港から日本に上陸した「CENSU TOKYO 」。実はこの店、海の向こうで大人気の“IZAKAYA”なのです……。

多彩なジャンルの要素を取り入れた料理


昨今はグローバル化に伴い、料理の世界でも勢力図が変化しつつある。これまで東京の高級料理店のジャンルはフレンチ、イタリアン、和食、中華が独占していたが、近ごろは北欧やアジア、南米といった国の高級料理を出す店も増加中。

そんなこの夏にオープンした「CENSU TOKYO」は、香港から逆輸入で上陸した“IZAKAYA”。日本生まれの居酒屋は香港では高感度なグルメスポット“IZAKAYA”として支持されており、「CENSU」はその代表的な一軒だ。メニューを開発した佐藤峻氏は、日本の居酒屋やフランス料理店で腕を磨いた後、シドニー、ロンドン、香港の有名店で様々な経験を積んだシェフゆえ、料理には多彩なジャンルの要素が取り入れられている。



東京店のメニューも本店とほぼ同じで、シェフの金須郁幸氏はやはりフレンチ出身。例えば刺身は醤油ではなく、トマトとハラペーニョを加えて2日間寝かせた自家製ポン酢をかけて供される。〆に人気の「海南チキンパエリア」は、身はしっとり、皮はパリッと焼き上げたチキンの旨味が秀逸。帆立出汁にアジアのハーブを加えて炊いたパエリアは、スペイン料理でもエスニック料理でもない、IZAKAYAならではの新感覚創作料理だ。





文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

(ENGINE2023年11月号)

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