ハチロク誕生から40周年　AE86レビン、トレノを彷彿させる特別仕様車が200台限定で登場

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トヨタが2ドアFRスポーツの「GR86」に一部改良を実施。装備を拡充するとともに、台数限定の特別仕様車を設定する。

アイサイトをMTに標準装備化

今回の改良では、運転支援装置のアイサイトをMT車にも標準設定したほか、「RZ」に標準装備されるブラインド・スポット・モニターを「SZ」にオプション設定。また、VDC（姿勢安定装置）の制御最適化によるコーナリング時の走行安定性と安全性の向上が図られた。ステアリング・ホイールにはハンズフリー・スイッチを標準装備化している。走行性能面では電子スロットルの出力特性を変更し、コントロール性を向上。SZ以上のグレードにはザックス製ダンパーとブレンボ製ベンチレーテッド・ディスクブレーキがオプションに追加された。

AE86は1983年にデビュー

改良とともに設定された特別仕様車は「40thアニバーサリー・リミテッド」。「86」の車名の由来となったAE86型「カローラ・レビン」と「スプリンター・トレノ」の生誕40周年記念モデルで、200台限定となる。

ベースはRZで、ボディ・カラーはスパークレッドとクリスタルホワイトパールを設定。外観はダークグレーメタリックのホイール、ブラックのドア・ハンドルを装備し、AE86の2トーンカラーをイメージした専用デカールをディーラー・オプションで用意する。

40周年記念ロゴ刺繍入り

内装はブラック＆レッドのフロント・シート、キャストブラック塗装のエアコン・パネルとダッシュボード助手席側モールを装備。また、走行制御モード（AT車）および「VSC・OFF」、「TRACK」の各スイッチをブラック仕上げにした。ドア・センターオーナメントとステッチはレッドで、ドア・トリムのショルダー・パッド部には40周年記念ロゴの刺繍が入る。

また、オプションに追加されたブレンボ製ブレーキとザックス製ダンパーを標準装備。ディーラー・オプションで40周年記念GRフロアマットを用意するほか、クリスタルブラックシリカ色のトランク・スポイラーが選択可能となる。

特別仕様車は10月9日まで抽選申し込みを受け付け、2024年2月ごろ販売予定。標準モデルは注文を受付中で、発売は11月1日だ。

価格は、40thアニバーサリー・リミテッドが382.2万～392万円、標準モデルが291.6万〜357.4万円となっている。

文＝関耕一郎

（ENGINE WEBオリジナル）

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