2023.11.30

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パルミジャーニ・フルリエの人気モデル「トンダPF」は、スポーティ&エレガントと、新機軸搭載のユニークピースをペアリング

2024年冬の時計特集のテーマは、「アイディアル・ペア~理想の2本を探せ!~」。自宅のガレージに絶妙な組み合わせのクルマを2台並べるように、時計も2本ペアで選ぶのが大人の時計好きの楽しみ方だ。今回は、編集部が信頼する時計ジャーナリストと目利きたちで結成したエンジン時計委員会のメンバーのみなさんに、組み合わせの妙を楽しむ時計の選び方を指南してもらった。

パルミジャーニ・フルリエの頭文字を掲げる「トンダPF」の新旧モデルをペアリング。ベゼルの装飾加工・素材とストラップ/ブレスレットで時計の印象・個性は大きく変わる、組み合わせの妙を楽しもう。

◆SPORTY◆



トンダ PF スポーツ オートマティック【右】
2023年からコレクションに加わった新シリーズは、余暇を楽しむためのスポーティでエレガントな時計。「トンダ PF」を印象づけるベゼルのローレット加工は、既存モデルの225本に対して160本を刻み、それによって光の反射が一段とスポーティな表情を演出。またコーデュラ加工のラバーブレスレットもアウトドアで快適な装着感をもたらす。自動巻き。パワーリザーブ約60時間。ローズゴールド、ケース直径41mm。100m防水。548万9000円。

トンダ PF スポーツ クロノグラフ【左】
同スポーツの新しいクロノグラフは、毎時3万6000振動のハイビートの自社製自動巻きムーブメントを搭載。ムーブメントは65時間のパワーリザーブを備え、COSC認定クロノメーターの高精度、一体型クロノグラフは垂直クラッチとコラムホイールを採用するなどスペックが充実。またパンダダイアルと呼ばれる白地に黒のダイアルカラーもクロノグラフ愛好家を楽しませる。自動巻き。ステンレススティール、ケース直径42mm。100m防水。415万8000円。

◆NEW MODE◆



トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ【右】
ケースと一体型ブレスレットにステンレススティールを用い、プラチナ製ベゼルを組み合わせたこの最新作の特徴は、オンデマンドのボタン操作により任意の分を5分または1分単位で針が表示する機能。ダイバーズウォッチの回転ベゼルのように経過時間の計測をもう1本の分針が担う。さらにこの針の復帰はスプリットセコンド(ラトラパンテ)のようにリュウズ格納のボタンで行う世界初のユニークな設計。自動巻き。ケース直径40mm。60m防水。438万9000円。

トンダ PF GMT ラトラパンテ【左】
このGMTモデルは2本の時針を装備し、ホームとローカルのデュアルタイム表示に利用できる。8時位置プッシュボタンを押すとローカルタイム用の時針が1時間単位で移動し、時差のある旅行の際に素早く調整が可能になるが、もとの時間への復帰も「トンダ PF ミニッツ ラトラパンテ」のようにリュウズ格納のボタンで簡単に行える、同じく世界初の設計。自動巻き。ステンレススティール、プラチナベゼル、ケース直径40mm。60m防水。423万5000円。

◆エンジン時計委員が指南! これが「パルミジャーニ・フルリエ」のペア選び◆

イタリアっぽいの好き 
イタリア人は時間をあまり守らないくせに、世界一時計が好きな国民だ。時計界のトレンドは、いつもイタリアを中心に回ってきた(スーツにダイバーズを合わせ、デカ厚ブームを起こしたのもイタリア人だ)。そしてパルミジャーニ・フルリエは、もちろんスイス製だけれども、私の中ではイタリアンな時計なのである。創業者のミシェル・パルミジャーニ氏はイタリア系だし、現CEOのグイド・テレーニ氏もそうだ。トンダは伊語で「円」の意である。そこで新旧のトンダPFを見ていると、次は「ミニマルなラグスポ」にスポットが当たる気がする。一歩先を行きたい向きは「ラトラパンテ」を選ぼう。ナポリあたりのサルトが仕立てたスーツに、これ以上似合う時計はない。(「THE RAKE JAPAN」編集長・松尾健太郎)

伝統的と現代的が交錯 
パルミジャーニ・フルリエと同じグループ傘下にあるダイアル会社とケース会社は、ともに優れた表現力を有する。左右のページで分かれた各モデルは、いずれもギョーシェダイアルでベゼルにはローレット装飾が施されている。しかし右の2つは、ダイアルもベゼルも加工はCNCマシンで、装飾は鋭利な印象である。対して右の2本はベゼルには手回しローラーを、ダイアルには19世紀の手動ローズエンジンを用い、柔らかに装飾を浮き立たせている。しかしムーブメントは、右ページは伝統的な自動巻きとクロノグラフであるが、左は時針と分針にラトラパンテ機構を持たせた独創性が光る。装飾と機構とで伝統的と現代的とがそれぞれ交錯する組み合わせは、まさにペアリングの妙。(時計ジャーナリスト・髙木教雄さん)


使い分けの贅沢 
一見、全て同じキャラクターを持つように思えるトンダPF。しかし、実はそれぞれがしっかりした個性を持っているため、複数持ちもアリだ。秒針もしくはクロノグラフ秒針をセンターに持ちラバーストラップを備えるスポーティーな2本は、日常生活でアクティブかつオシャレに活躍してくれる。対する秒針を持たないニューモード系の2本は、自分で時間をコントロールし世界を股にかけきっちり仕事をこなすビジネスパーソンのオン/オフタイム両方に似合いそう。今日はドレッシーなスポーツ・ウォッチでいくか、はたまたスポーティーなドレスウォッチを選ぼうか? そんなことを考えながらトンダ PFを使い分けられる時計生活の、なんと贅沢なことか! (「クロノス日本版」編集部員・細田雄人)

どんなときもエレガントに 
今のパルミジャーニ・フルリエを語る2スタイル。今年は「トンダPF」からスポーツコレクションが登場し、写真のような実に新鮮なバイカラーのクロノグラフも加わった。既存モデルと新作、これらの時計に通ずるのは、ディテールワークへの尽きぬこだわりだ。洗練のギヨシェ文字盤をはじめとする意匠や仕上げの美しさはもちろん、新作においてはベゼルの刻みを大胆に見せる変化を狙うような、とにかく全体を調和させるためのバランスが素晴らしい。ハンドステッチで仕上げた高強度のラバーストラップも、品格溢れるテクスチャーだ。妥協なき姿勢が語るのは、「エレガンス」という合言葉。オンもオフも、どんなときも優雅に手元を彩るに違いない。(時計&宝飾ジャーナリスト・野上亜紀さん)

写真=近藤正一


問い合わせ=パルミジャーニ・フルリエ  pfd.japan@parmigiani.com

(ENGINE2024年1月号)

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