2023.11.25

CARS

ハイラックスも次はEVなのか? トヨタがジャパン・モビリティショーでEVピックアップのEPUを出展

ジャパン・モビリティショー2023に数多くのコンセプト・カーを出品したトヨタ。「EPU」もその1台で、電動化時代の中型ピックアップ・トラックを提案する電気自動車=バッテリーEV(BEV)である。

ハイラックスとほぼ同サイズ

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=5070×1910×1710mmで、ホイールベースは3350mm。日本にも導入されている「ハイラックス」や北米向けの「タコマ」といった現行のピックアップ・トラックより全長はやや短く低いが、ホイールベースは長い。ボディ構造はモノコックで、5人乗りのダブルキャブとしている。



利便性の高い荷台

キャビンの背面が開くデッキスルー構造を採用。より長い物を積めるようにするなど、さまざまな積載ニーズに応えられるようになっている。また、後端のアオリ(テールゲート)は中折れ式で、荷台長を延長するようなレイアウトを可能にしている。

インパネはトレイの上に2面のディスプレイを並列に配置したような特徴的なデザインを採用。インパネの中央部にはスタートやパーキングブレーキのスイッチとドライブトレインのセレクターを配置している。ステアリング・ホイールはリムの上下をカットした操縦桿スタイルとなる。



トラックでもマルチパスウェイ

BEVならではの静粛性や低重心による優れた操縦安定性のほか、乗り心地も追求した電動ピックアップのEPU。おそらく、トヨタの掲げる様々な手段でカーボンニュートラルを目指す「マルチパスウェイ」戦略はピックアップ市場にも適用され、このEPUで電動モビリティを求める先進国向け、同時出展された「IMV0」で内燃機関モデルの需要が高い新興国をカバーすることになるのだろう。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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