2023.12.11

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シャネル「J12」の最新作はイエローゴールドで華やかに 機械と素材を追求し、より美しく進化する!

クルマ好きが愛してやまないブランドのクルマの2台持ちに憧れるように、時計も好きなブランドのペア持ちを楽しみたい。2024年冬の時計特集は、「アイディアル・ペア~理想の2本を探せ!~」と題して、同じブランドを贅沢に2本持ちして、着け替える楽しみを提案する。編集部が信頼するエンジン時計委員会のメンバーには、組み合わせの妙を楽しむ時計の選び方を指南してもらった。人気の18ブランドから最高の組み合わせを見つけて欲しい。

シャネルのアイコンウォッチ「J12」は、「BLACK」×「WHITE」とまったくイメージの違う色をペアで選んだ。高耐性セラミックにゴールドをあしらった最新作は、シャネルならではの2本。


◆BLACK◆



◆WHITE◆



J12 キャリバー 12.1
アーティスティック ディレクターのジャック エリュによって誕生したシャネルのアイコンウォッチ『J12』は、2019年のリニューアルに際し、部品の約80%を変更してパワーリザーブ70時間、カレンダー合わせが常時可能という独自のムーブメント、キャリバー12.1を搭載して大幅に進化。しかもこの自動巻きムーブメントはCOSC認定クロノメーターの高精度も特色だ。そして2023年、キャリバー 12.1では初となる高耐性セラミックに18Kイエローゴールドを組み合わせた最新作が登場。モデルはホワイトセラミックとブラックセラミックの2種類。ケース直径38mm。200m防水。231万円。

◆エンジン時計委員が指南! これが「シャネル」のペア選び◆

好みが合わない二人の理想 
我が家はジュエリージャーナリストと建築家の夫婦であり、妻の時計の趣味は外見至上主義、夫は実用性至上主義であるため、まったく好みが合わない。こういう二人の理想のペアこそ、J12だ。実用性においてはかなりのレベルに到達している名機。新作はイエローゴールドを初めてケースに使用し、華やかさもアップした。ブレスレットを手首にぴったり合わせて着けてもいいが、女性の場合はかなりゆるめにしてジャラッと着けてもお洒落感があっていい。ジェンダーイコーリティが叫ばれる現代は、ああいうのが男らしくてこういうのが女らしいという縛りが希薄になりつつあるので、男性がホワイトで女性がブラックというチョイスもあっていいのでは。(ジュエリー&時計ジャーナリスト・本間恵子)

マドモアゼルの想い 
いまや時計においてもジェンダーフリーは広まりつつある。その先鞭を切ったのがJ12だ。かつてガブリエル・シャネルが男性服に多くの着想を得て、女性のモードを作り上げたように、J12も男の憧れや夢を凝縮し、男女問わず着けられるユニセックスウォッチとして開発された。彼女がこよなく愛したブラックはセラミックという先進素材採用の象徴となり、続いて登場したホワイトはそれまでの常識を覆し、男たちの腕元にエレガントな白を開放したのだ。そんなマドモアゼルの想いに応えるなら、ぜひホワイトをつけたい。そしてパートナーにはブラックを。もし手首のサイズが許容範囲であるなら時には交換するのもいい。対極の色にこそ調和がある。(時計ライター・柴田 充)


問い合わせ=シャネル(カスタマーケア) Tel.0120-525-519

写真=岡村昌宏

(ENGINE2024年1月号)

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