2023.12.05

WATCHES

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文字盤に描かれた空想の世界地図をダイヤルが移動! エルメスの旅する時計はサイズ違いで楽しんで

クルマ好きが愛してやまないブランドのクルマの2台持ちに憧れるように、時計も好きなブランドのペア持ちを楽しみたい。2024年冬の時計特集は、「アイディアル・ペア~理想の2本を探せ!~」と題して、同じブランドを贅沢に2本持ちして、着け替える楽しみを提案する。編集部が信頼するエンジン時計委員会のメンバーには、組み合わせの妙を楽しむ時計の選び方を指南してもらった。人気の18ブランドから最高の組み合わせを見つけて欲しい。

エルメスからは、移動するダイアルを搭載した「アルソー ル タン ヴォヤジャー」をご紹介。「41mm」と「38mm」をペアで持つのはいかがだろうか。異なるサイズのトラベルウォッチが、ロマンチックにふたりを旅へと誘うだろう。

◆41mm◆



アルソー ル タン ヴォヤジャー 41mm 
エルメスのエスプリが横溢する、その名も「タイムトラベラー」。ケース9時位置のボタンを押すと、時針と分針を配したオフセンターダイアルが時計周りに移動し、マーカーが指す世界の主要都市のローカルタイムをダイアルが自動的に表示する仕組み。ホームタイムは12時の窓で数字にて示される。移動ダイアルの下にはエルメスのスカーフに描かれる想像上の「乗馬の世界地図」。唯一無二のメカニズムとデザインがロマンティックな旅へと誘う。自動巻き。チタン+プラチナ、ケース直径41mm。3気圧防水。409万2000円。

◆38mm◆



アルソー ル タン ヴォヤジャー 38mm 
ブラックダイアルの41mmモデルに対し、ブルーダイアルの38mmモデルはケース素材にステンレススティールを採用し、ブルーの美しいカラーリングと相まってユニークなトラベルウォッチにより軽快なイメージを演出。デザインおよびデュアルタイム機能、ムーブメントは41mmモデルと同じ。332万2000円。

◆エンジン時計委員が指南! これが「エルメス」のペア選び◆


細部に宿るアイデンティティ 
オフセンターの文字盤が回転し、ローカルタイムを知らせるこの時計には、エルメスのアイデンティティそのものが詰め込められている。オリジナリティあふれる機構や三層構造の文字盤の立体感に加えて、目を奪うのが、文字盤に施されたジェローム・コリヤールによる『カレ』のモチーフだ。馬具作りの技を継承する上質なレザーストラップはもちろん、モチーフやカラー、形、素材の組み合わせすべてが無限の可能性を生み出すカレそのものの奥深さを、時計の文字盤でも味わえるというのは何とも贅沢。架空の世界地図を眺めるという洒落た趣向は、エルメスの遊び心あってのものである。ロマンティックな喜びに浸る時間を、サイズ違いのペアでぜひ共に。(時計&宝飾ジャーナリスト・野上亜紀さん)

旅を夢想する時計 
メンズとレディスのペアと考えれば、この2本はまったくもって理想的。でもどうだろう? エルメスが意図していたかは定かではないが、実際に目にしたところでは、41mmモデルはメンズ(といっても過度にラージではなく)に思えるが、38mmモデルは大き過ぎず、かといって小さくもなく、その程よいサイズ感からいってもジェンダーレスだ。そうした差異よりももっと重要なのは、旅への憧れを刺激してやまないこの時計の独創的なメカニズムとデザインだ。これまでも時間に対する異色の解釈と複雑機構によってサプライズを仕掛けてきたエルメス。この時計も、旅とは移動すること、そして時刻も変わることをダイアルがあらためて教えてくれるのだ。(時計ジャーナリスト・菅原 茂)

問い合わせ=エルメスジャポン Tel.03-3569-3300

写真=岡村昌宏

(ENGINE2024年1月号)

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