2024.01.19

LIFESTYLE

まもなく一夜限りの東京ドーム公演が開催! 16年振りとなるビリー・ジョエルのライブを楽しむために……。

稀代のメロディーメイカー、ビリー・ジョエルの来日公演は2024年1月24日に東京ドームにて行われる。(C)Tomohiro Akutsu

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2024年は往年の音楽ファンには懐かしい伝説のアーティストたちのライヴが目白押し。なかでも最注目は、1月24日に16年振りの日本公演を行うビリー・ジョエルの、東京ドームでのパフォーマンスだ。

遂にこのときが!

2024年は1月からレジェンド的なアーティストの来日公演が続く。1月のビリー・ジョエルは実に16年振りの来日。1月~2月のポール・ウェラーは6年振り、2月のクイーン+アダム・ランバートは4年振り、2月~3月のボズ・スキャッグスは5年振り、3月のロッド・スチュワートは13年振り、4月のエルヴィス・コステロは8年振りだ。

今回が最後かもしれないと言われているアーティストもいて、どれも貴重な公演だが、とりわけビリー・ジョエルの一夜限りの東京ドーム公演は、「遂にこのときが!」といった感のあるもの。90年代末に「新しいアルバムはもう出さない」とレコーディングアーティストとしての第一線から退く意向を表明したビリーだが、ライヴ・パフォーマーとしてはずっと現役であり続け、オーディエンスを熱狂させ続けてきた。2023年はメジャーデビュー作『ピアノ・マン』から50年、『ニューヨーク52番街』から45年、『イノセント・マン』から40年、最後のアルバム『リヴァー・オブ・ドリームス』から30年というアニバーサリー・イヤーでもあったわけだが、どのアルバム、どの楽曲もまるで古びず、多くの人たちの人生のサウンドトラックであり続けていることを感じながら16年振りの来日公演に臨めるのだから、喜びも倍増するというものだ。

来日公演を記念して12月20日に発売された『ビリー・ザ・ベスト:ライブ!』。1970年代から2000年代のライヴ演奏の中から、世界初CD化を含む貴重な音源を収録したファン必聴の日本独自企画盤だ。(ソニー・ミュージック)

各年代の名演を集めたベスト盤的なライヴ盤も発売


輝きを失わないそうしたオリジナルアルバムを聴き返すと共に、各年代の名演を集めたベスト盤的なライヴ盤『ビリー・ザ・ベスト:ライヴ!』が先頃発売されたので、これも公演前に聴いておきたい。デジタル配信のみだった『LIVE THROUGH THE YEARS』をベースに、代表曲と隠れた名曲の名演を大幅追加した2枚組全32曲である。

DISC1の1曲目は1972年4月に行なわれたスタジオライヴから「キャプテン・ジャック」。『ピアノ・マン』発表の前年の音源だが、これがフィラデルフィアのFM局で反響を呼んだことがきっかけで、ビリーはコロムビアレコードと新たに契約を結んで輝かしいキャリアをスタートさせることとなった。そんな瑞々しい初期音源に始まり、80年代、90年代、00年代と4つのディケイドの名演が順に収められ、時の経過と共に声の質感と出力が変化していくのと同時に、楽曲構成やジャンルも多様化していくことがよくわかる。DISC2で聴けるパワー・ポップ曲「チャンスに賭けろ」や、ビリーが書いた最後の歌詞付き曲にして重い反戦歌「クリスマス・イン・ファルージャ」の強度に唸る人も少なくないはずだ。もちろん「素顔のままで」「アップタウン・ガール」「ストレンジャー」「ロンゲスト・タイム」「オネスティ」といった大ヒット曲の名演も収録。東京ドームはどんなショーになるのか、楽しみだ。


文=内本順一(音楽ライター)

(ENGINE2024年2・3月号)

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