2024.02.22

LIFESTYLE

計4億3000万円のライカMP 俳優のユル・ブリンナーが所有した2台のカメラが計276万ユーロで落札!

ユル・ブリンナーが愛用したライカMPブラックペイント No.59(Lot 186 Leica MP black paint no.59 'Yul Brynner')

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ヴィンテージカメラやアクセサリー、写真作品を専門に扱うことで世界的に知られるオークション「ライツ・フォトグラフィカ・オークション」で、2台のライカMPブラックペイントがそれぞれ144万ユーロと132万ユーロで落札された。そのライカの所有者とは?

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ユル・ブリンナーのライカ

現在、ライカギャラリー東京、ライカギャラリー京都の2カ所で同時開催されている展覧会「Yul Brynner’s Photography: An Extraordinary Vision」(3月3日まで)。展示されているのは『王様と私』や『十戒』、『荒野の七人』などの映画で知られる名優、ユル・ブリンナー自身が撮影した作品だ。

Audrey Hepburn, Venice, 1965 ©Yul Brynner


会場には、イングリッド・バーグマンやオードリー・ヘプバーンを共演中の映画の撮影現場やオフのプライベートで撮影した、大スターたちの素顔を捉えた見事な写真が並ぶ。

どこに出かけるときでも常にカメラを携えていたというユル・ブリンナー。そのとき彼が手にしていたのがライカだ。

今回のオークションには、そんなブリンナーが所有した2台のライカ、「ライカMPブラックペイント No.59 “ユル・ブリンナー”」と「ライカMPブラックペイント No.60 “ユル・ブリンナー”」が出品された。







ライツ・フォトグラフィカ・オークションの社長、アレクサンダー・セドラク氏によると「かつての所有者が著名人であることを差し引いてもこの2台は非常に希少できわめて価値が高い」と述べていたとおり、オークションでは白熱した入札が繰り広げられたという。

ルポルタージュ用に開発された「ライカMP」が、主に報道写真家に愛用されたことはよく知られているが、当時のライツ社の記録によると、製造されたMPは412台にすぎず、このうちブラックペイントは141台しかない。今回出品されたブリンナーのブラックペイントは、この希少な141台のうちの2台だった。





オークション開始前の2台の予想落札価格は、いずれも70万から80万ユーロだったが、世界中から多くの著名なコレクターが参加し、最終的には「ライカMPブラックペイント No.59 “ユル・ブリンナー”」が144万ユーロ、「ライカMPブラックペイント No.60 “ユル・ブリンナー”」が132万ユーロ(いずれも落札手数料含む)、合わせて276万ユーロ、日本円にして約4億3000万円で落札された。これはオークション史上におけるカメラの落札額として、歴代トップ 10にランクインする額だった。

旅や映画の現場にライカを欠かすことはなかったというブリンナー。現在、ライカギャラリー東京とライカギャラリー京都で開催中の写真展で見ることができるバーグマンやヘプバーンの作品も、もしかするとこの2台のどちらかで撮られたのもかもしれない。そう思うと、名優、ユル・ブリンナーの「ライカの物語」にふさわしい落札価格と言えるだろう。

文=塩澤則浩(ENGINE WEB)

The King and I, Self-Portrait, 1956 ©Yul Brynner
■「Yul Brynner's Photography: An Extraordinary Vision」
ライカギャラリー東京(2024 年3月3日まで)東京都中央区銀座 6-4-1 ライカ銀座店 2F Tel. 03-6215-7070 月曜定休
ライカギャラリー京都(2024 年3月3日まで)京都府京都市東山区祇園町南側 570-120 ライカ京都店2F Tel. 075-532-0320 月曜定休


(ENGINEWEBオリジナル)

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