2024.03.21

CARS

現行型BMW M3最後のMTが150台限定で発売 初代M3のDTM初優勝35周年を記念した特別仕様車

2ドア・セダンや2ドア・クーペの時代もあったが、BMWを代表する高性能セダンである「M3」は、F30型ベースの5代目からはクーペが「M4」になったことで、現在はセダンおよびツーリングのみとなった。

M3としては現行で6代目

E46型ベースの3代目やE90型ベースの4代目くらいまでは、比較的手頃なボディ・サイズと背伸びをすれば手が届く価格帯ということもあり、ファンにとっては身近な憧れとして支持されてきたものの、代を重ねるごとに、狼の部分がかなり露出し、サイズも拡大している。使い古された感はあるが、「羊の皮を被った狼」と言われてきたM3は子どもがいる家族向けにはハードな乗り心地をのぞけば、パッケージングの面では十分に実用的だ、



M3 MTファイナル・エディション

M3はやはりMTで決まり! という潜在ユーザーなら見逃せないのが、現行型M3最後のMT搭載モデル「BMW M3 MT Final Edition」(ファイナル・エディション)。MTモデルの生産終了に伴い設定された限定車だ。

「Mハイ・パフォーマンス・モデル」であるM3 MTファイナル・エディションは、サーキットでの圧倒的な走りを披露するハイ・パフォーマンス・モデルでありながら、先述したように4ドア・セダンとしての実用性を確保している。



標準仕様の後輪駆動がベース

同限定車は、ドイツ・ツーリングカー(DTM)選手権でBMW M3が初優勝を飾ってから35周年を記念してリリースされた。M4のMTモデルと同様、「コンペティション」ではない480psの標準仕様の後輪駆動がベースで、右ハンドルとなっている。

MT以外の専用装備としてゴールドのアルミホイールを装着。さらに「メリノ・レザー・ブラック」のシートには専用の赤いアクセントが施されるなど、DTMでBMW M3が初優勝したときのドライバーであるロベルト・ラバリア氏のドライブしたレーシング・マシンを彷彿とさせる仕立てになっている。



ボディ・カラーは3色

価格は1420万円。ボディ・カラーは、「アルピン・ホワイト」、「ブラック・サファイア」、「Mブルックリン・グレー」の3色展開となっていて、各色50台、計150台が設定されている。

受注は2024年3月27日午後11:59まで、注文受付専用ウェブサイト上限定で実施。予定台数よりもオーダー数が上回った場合は抽選販売になる。当選者は2024年5月終わりまでに決定され、2024年第2四半期以降のデリバリーを予定している。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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