2024.06.11

CARS

2リッター直4ターボは、なんと421馬力! モータージャーナリストの森口将之がメルセデスAMG CLA45シューティングブレークに試乗 パワーカップルに最適!!

AMG CLA 45S 4マチック+のシューティングブレーク

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最小のメルセデス・ベンツであるAクラスをベースにしたパーソナル・モデルCLAが、2023年9月にマイナーチェンジを実施した。その中から最上かつ最強であるAMG CLA 45S 4マチック+のシューティングブレークに乗ることができた。モータージャーナリストの森口将之がリポートする。

強烈という言葉を使いたくなる加速

外観で目立つのはブラックアウトした19インチ鍛造アルミホイール。これまで自分が接したCLAはシルバーのホイールを履いた姿ばかりだったので、赤いブレーキ・キャリパーともども、ただならぬ雰囲気が伝わってきた。





室内はパッケージオプションに含まれるスポーツ・シートやレッド&ブラックのツートンが鮮烈な印象だが、ジェットエンジンのタービンをイメージしたエアアウトレットなどで若々しさをアピールするキャビンには合っている。

一方で後席は座面が平板であるもののスペースは充分だし、荷室は予想以上に床が低く、マルチパーパスに使えそうだ。

エンジン・ルームを覗くと、2.0リッター直列4気筒ターボに大きなタービンが付いていて、421ps/500Nmという数字を実感する。実際にも強烈という言葉を使いたくなる加速だった。



走行モードの切り替えが、ステアリングのリムに付く丸いダイヤルでできるのは便利。ダイヤルにもモードが表示されるのでわかりやすい。もちろん「コンフォート」から「スポーツ」、「スポーツ+」に切り替えていくにつれ、キレが良く音が勇ましくなっていく。

でも4マチックなので、スロットル・ペダルを大きく開けても軌跡が乱れることはないし、コーナーでは後輪にも十分なトルクが配分されるのでFRに近い感触だ。乗り心地はタイヤの硬さは伝わるものの、コンフォートならまろやかと呼べるほど。

AMGの真髄を、見た目でも走りでもしっかり体現しつつ、一台の乗用車としてハイレベルにまとまっている。パワーカップルの普段使いに最適かもしれないと思った。

文=森口将之、写真=茂呂幸正

(ENGINE2024年7月号)

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