2024.06.08

CARS

最大200万円以上の値下げを敢行 メルセデス・ベンツEQE350にお買い得な特別仕様車が登場

メルセデス・ベンツのEセグメント・サイズを持つ電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用モデル、「EQE」に、30台限定の特別仕様車「EQE350+エレクトリック・アート」(Electric Art)の予約受注が開始された。

Eクラス・サイズのBEV

2022年9月に日本で発表されたメルセデス・ベンツEQE。Eクラス・サイズのBEVで、上級モデルの「EQS」と同様にBEV専用の「EVA2」プラットフォームを使って仕立てられている。EQE350+にはリア・アクスルに電動パワートレインの「eAT」が配置され、最高出力292ps(215kW)を発生。リチウムイオン・バッテリーのエネルギー容量は90.6kWhで、WLTCモード一充電走行距離は617kmに達するため、ロングドライブでの実用性の高さも美点だ。また、給電機能(V2H、V2L)にも対応していて、災害時やキャンプなどでも走る蓄電池として使えるのも魅力となっている。



2つのタイプを設定

EQE350+エレクトリック・アートのベース車は、「EQE350+」と「EQE350+AMGラインパッケージ」の2タイプに設定されている。

EQE350+ベースのモデルには、ベースモデルとは異なるデザインの19インチアルミホイールを装着。インテリアではシート表皮が本革から合成皮革を用いた「レザーARTICO」に変更されている。ボディ・カラーは、「ポーラー・ホワイト」と「オブシディアン・ブラック」を用意する。

AMGラインパッケージ装着車は、ベースモデル同様、「AMGラインエクステリア」をはじめ、19インチAMGライン・ホイール、AMGトランクリッドスポイラーリップ、パノラミック・スライディングルーフを装着。インテリアには、「AMGライン・インテリア」やスポーツ・シート、ステッチ入り本革シート、本革巻スポーツステアリング「アンスラサイトライムウッド・インテリアトリム」を備える。ボディ・カラーは「オブシディアン・ブラック」、「オパリス・ホワイト」、「MANUFAKTURアルペングレー」の3色を設定している。



デジタルキー機能を用意

そのほか、両モデルともにiPhoneで車両の始動やロック操作が容易にできるデジタルキー機能を用意。キーの共有も可能で、家族や友人などとデジタルキーを共用できる。オーナーキーを設定しているユーザーは、許可する範囲をロック操作のみにしたり、車両の始動も可能したりすることもできる。なお、デジタルキーを共有するには、「AirDrop」、「iMessage」などのメッセージサービスを介して共有相手にキーを送信し、受信者は自分の「Apple Wallet」にキーを追加する必要がある。

さらに、車載通信機も搭載されていて、インターネットラジオやストリーミング配信サービス(Spotify、Amazon Music、Apple Music)、ビデオストリーミング(YouTubeなど)をテザリング不要で楽しめる利便性の高さも美点だ。

価格はEQE350+エレクトリック・アートが1040万円。AMGラインパッケージ装着車は、「オブシディアン・ブラック」が1156万5000円、「オパリス・ホワイト」と「MANUFAKTURアルペングレー」が1169万9000円。ベースモデルと比べると最大で211万円の値下げとなっている。なお、この特別仕様車にはクリーンエネルギー自動車導入促進補助金52万円が適用される。



文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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