2024.06.17

CARS

ランボルギーニのドライビング・ツアー「ランボルギーニ・ジーロ・ジャパン沖縄」が凄かった! 猛牛は南の島にもよく似合う!

ランボルギーニの美しいロケーションを巡るドライビング・ツアー“ジーロ”が沖縄で開催。

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ランボルギーニの美しいロケーションを巡るドライビング・ツアー“ジーロ”が、日本で7回目となる今年は沖縄を舞台に開催された。4月24日から26日までの3日間、24台の猛牛たちが南の島を駆け巡った。エンジン編集長のムラカミがリポートする。

歓び勇んでいざ沖縄へ

「ジーロ(GIRO)」というのは、「周遊」を意味するイタリア語だ。ランボルギーニでは、イタリア本国はもちろん、アメリカや中国など世界各地で「ランボルギーニ・エスペリエンザ・ジーロ」と銘打ったドライビング・ツアーを開催してきた。日本でスタートしたのは2017年で、私も一昨年に長野を舞台に開かれたジーロに参加して、諏訪湖や浅間山、軽井沢、善光寺などを巡って大いに楽しんだ経験がある。それを今年は沖縄でやることにしたので行きませんか、と誘われて、ふたつ返事で、行きます、と答えたのは言うまでもない。なにしろ、参加者のランボルギーニはすべてフェリーで事前に沖縄まで輸送するというのだから半端じゃない。南の島を猛牛が隊列を組んで走るのに加わる機会なんて、もう二度と来ないだろう。というわけで、歓び勇んでいざ沖縄へ。

「琉球ホテル&リゾート 名城ビーチ」で開かれた出発式。

ツアーの起点となった琉球ホテルに集まった猛牛は24台。我々プレス陣が乗るウラカンSTO&テクニカ、ウルス・ペルフォルマンテ&Sの4台を除いても、20台もの日本全国のオーナーたちの猛牛がフェリーに乗せられて運ばれてきたのだ。しかも、納車されて間もないであろうウラカン・ステラートや珍しいウラカンの60周年記念モデルといった個体が複数台いるのには驚いた。そして、クラシック・クンタッチも2台。

残念ながら初日は雨模様でコースが短縮されることになったものの、なぜかこのジーロには必ず登場する和太鼓の勇ましい響きに送られて、無事に出発。この日私が担当したのはウルス・ペルフォルマンテ。もちろん、どんな雨がきてもびくともしない安定した走りと、沖縄では試す機会がない驚異的なパフォーマンスを持つ。しかし、そういう性能を内に秘めながら、沖縄をゆるゆると走るのがたまらなく気持ちイイ。鍾乳洞のなかにある「CAVE CAFE」で休憩して、再び琉球ホテルへ。

夜のパーティでは琉球音楽とともにレヴエルトが登場。

このジーロの特徴は、走って、食べて、飲んで、寝て、また走る。走りと同じくらいに、食べて飲んでの宴が豪勢なのだ。この夜は、日本納車1号車となるレヴエルトがお披露目されたのに加えて、琉球太鼓や踊りのパフォーマンスが繰り広げられて大いに盛り上がった。

そして2日目、南の島のみごとな青空が広がった。私の担当は午前がウラカン・ステラートで午後がSTO。なんと幸運なことか。日頃の行ないが良かったおかげと自画自賛。沖縄本島の南部から一気に北部へと駆け抜け、橋を渡って瀬底島で昼食をとった後は、再び本島に戻り、今度は全長1960mの古宇利大橋を渡って古宇利島へ。この日もウラカンの持てる性能を花開かせることは無かったが、ゆるゆる走るのがなんと気持ち良かったことか。各地で島民の大歓迎を受けながら、2日目の宿泊地であるザ・リッツ・カールトン沖縄に到着。ジャズの生演奏つきのディナー。そしてなんと、2次会では花火まで打ち上げられてビックリ。

この後、嵐予報で3日目の走行は中止となり、終了式の後、ウルスSで再び琉球ホテルに戻って解散となったが、十分に南の島と猛牛を堪能したから満足満足。猛牛は南の島にもよく似合う、と思い知りました。

文=村上 政(ENGINE編集長) 写真=ランボルギーニ・ジャバン

(ENGINE2024年7月号)

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