2024.08.30

CARS

不意の雨が多い近頃、タイヤの雨対策は大丈夫か? バランスの取れた高性能タイヤを発見!

新しい樹脂を配合したこれまでよりも柔らかいコンパウンドがウエット性能の向上に寄与。

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しっとりしていながらしかもスポーティ。グッドイヤー・イーグルF1アンシンメトリック6はどんなタイヤ?

“すべてをあきらめない”

グッドイヤーのスポーツ・ブランド、イーグルF1は、911GT3RSに標準装着され、高いグリップ力が自慢の「スーパースポーツ」を頂点に3種類のラインナップを揃える。その中間に位置するのが、今回紹介する「アンシンメトリック」。



“すべてをあきらめない”を旗印に、グリップ力だけでなく静粛性や転がり抵抗性能の向上も図った、全部のいいところ取りを狙った贅沢なタイヤである。最新作のアンシンメトリック6では、求められえる多くの性能の中で特に、アジリティ(俊敏性)、音と乗り心地、環境への配慮に注力したという。

走り始めて真っ先に感じたのはトレッド面のしなやかさ。

路面の凹凸をしっかり捉えるために今回から採用された、新しい樹脂を配合したこれまでよりも柔らかいコンパウンドにより、路面のザラついた感触がしっかりと消されている。





路面とタイヤの間に水の膜ができにくくなるため、ウェット性能も向上にも寄与。60km/hからの制動では旧型の平均14.23mに対し、新型は13.19mと、1m以上短い距離で停止することができた。

また、ステアリングを切った時の挙動はおだやかで、とても走りやすい。だからと言ってグリップ力が低いわけではなく、コーナーではスポーツ・タイヤとして十分満足できる踏ん張りを見せる。

スポーツ・モデルだけでなく、ラグジュアリー・カーとの相性のいい、裾野の広いタイヤと言えるだろう。

文=新井一樹(ENGINE編集部)

(ENGINE2024年9・10月号)

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