2024.10.17

CARS

公道ではこれにまさるフェラーリはない by 清水草一 総合16位はこのスポーツカー! 自動車評論家44人が選んだ「2024年 身銭買いしたいクルマのランキング!」

16位はイタリアの新種のスポーツカー!

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雑誌『エンジン』の大人気名物企画、「エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス」。「いい・悪い」ではなく、「身銭を切ってでも欲しいかどうか」、「そのクルマにどれだけ大きな愛情を注げるか」に加えて、今年はオリンピックイヤーにちなんで「時代のトップランナー」も選考テーマとした。44名のホット100選考委員のジャーナリストと編集部員、そして今年もEPC(エンジン・プレミアム・クラブ)会員が加わって、2024年の今だからこそ買いたいと考える20台にポイントをつけて投票し、新車で買える注目の100台を選んだ。まずは2024年版のホット100に選ばれた上位20台をカウントダウン形式で発表する。16位にランクインしたのはついにSUVとして登場したこのスポーツカー?だ。

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第16位! フェラーリ・プロサングエ 128pt

「フェラーリ、お前もかと思った人もいるかもしれませんが」という吉田由美氏に同意という人、きっと多いのだろう。しかしながらプロサングエはSUVではなく、長い歴史を持つ4シーターGTの進化型だというのが、フェラーリの主張だ。



「走りはSUVと言うよりはオールラウンダーなスポーツGT」と山本シンヤ氏は指摘する。「公道ではこれにまさるフェラーリはないかも」と清水草一氏も言う。サイズは大きいが視界は良く、四輪駆動そして驚愕の足さばきも相まって、日常域から走りの快感に浸ることができる。しかも「ドライバーと一体になってドライブするための後席はまさに『純血』の象徴」と村山雄哉編集部員が言うように、それを4人で分かち合えるのだ。

「どちらかといえばSUVが苦手な私も、これなら大満足」というのは大谷達也氏。過激なのは西川淳氏で「コレを試した後では世のスーパーSUV全てがクロカン四駆に思えてしまう」とコメントしているが、実際その言葉には大いに頷けてしまう。

小川フミオ氏の「つい、やっぱりフェラーリ、と声が出ます」という表現は、その魅力を端的に表現している。清水和夫氏も「まさかこんなフェラーリに乗れるなんて」と感嘆である。

あるいは究極は「実は試乗したことがない。それなのに選んだ」という飯田裕子氏の言葉かもしれない。このクルマにはプロのジャーナリストまでそんな風に惹きつけるものがあるのだ。

フェラーリ・プロサングエ
全長×全幅×全高= 4973×2028×1589mm。ホイールベース=3018mm。車両重量=2210kg。
フロントに搭載する6.5リッターV12NAエンジンは725ps/7750rpm、716Nm/6250Nmを発生、8段DCTを介して4輪を駆動する。車両価格=4760万円

文=島下泰久 写真=望月浩彦

フェラーリ・プロサングエには10人が投票した!
128pt/
島下19pt+吉田19pt+大谷18pt+小川18pt+清水(和)14pt+清水(草)12pt+西川11pt+村山10pt+山本6pt+飯田1pt

プロサングエに投票した上位5名のジャーナリストの「マイホット20」はこちらでチェック!
◆スポーツカーの時代が来る! 『間違いだらけのクルマ選び』の著者、島下泰久が選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はドイツあのクルマ
◆私のマイブームはこれ! モータージャーナリスト、吉田由美の「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 第1位はイタリアのコンパクトなあのクルマ
◆トップ・スリーは傑作車ゾロい! モータージャーナリスト、大谷達也の「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はイギリスのあのスポーツカー!
◆これは絶対に買いだ! モータージャーナリスト、小川フミオの「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 第1位はあのとんでもなく衝撃的なSUV
◆理想はスポーツカーとSUVの2台持ち! モータージャーナリスト、清水和夫が選んだ「いま身銭を切ってでも欲しいクルマ20台」のランキング 1位はドイツのあのクルマ

(ENGINE2024年9・10月号)

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