2024.09.03

CARS

これはCX-8の後継車というより、マツダの新しいフラッグシップ CX-80がついに姿を現す

2024年8月22日、マツダは日本向けのラージ商品群では「CX-60」に続く、第2弾となる「CX-80」の日本仕様を初公開した。

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CX-60のロング・ボディ版

フロント・エンジン後輪駆動(FR)ベースで3列シート配置を持つCX-80は、プラットフォームやパワートレイン、ボディ・サイズ、パッケージングなどが異なるものの、3列シートSUVとして一定の販売台数を達成してきたフロント・エンジン前輪駆動(FF)ベースの「CX-8」の実質的な後継モデルといえる。

XD-ハイブリッド・プレミアム・モダン

全長4990mm、全幅1890mm

CX-80のボディ・サイズは、全長×全幅×全高=4990×1890×1705〜1710mm、ホイールベースは3120mm。、最小回転半径は5.8m。

CX-60は、4740×1890×1685mmで、ホイールベースは2870mm、最小回転半径は5.4m。CX-8は、4900×1840×1730mm、ホイールベースは2930mm、最小回転半径は5.8m。CX-80は、CX-8よりも90mm長くなり、50mmワイドになったものの、最小回転半径はCX-8と同値にとどめている。

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フロントまわりはCX-60と共通

CX-80のロングノーズやフロント・マスクなどは、ひと目でCX-60との共通性を抱かせるが、それもそのはずで、Bピラーから前はCX-60と同じ。フロント・ドアは、CX-60のそれがそのままハマるという。ただし、デザイン的には、単にCX-60のストレッチ版ではなく、伸びやかなサイド・ビューを与えることで骨格の逞しさと流麗さを併せ持つ独自のモデルとして仕立てられている。

全モデルとも3列のシート配置となるが、2列目シートは3タイプを設定。座席間にコンソールを備えるセパレートのキャプテン・シート(6人乗り)、キャプテン・シートながらコンソールがなく2列目と3列目の間をウォークスルーできる仕様(6人乗り)、そして3人掛けのベンチ・シート(7人乗り)となる。

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PHEVと直6ディーゼルを設定

搭載されるパワートレインは、2.5リッター直4プラグイン・ハイブリッド(PHEV)のe-スカイアクティブPHEVをはじめ、3.3リッター直列6気筒ディーゼル・ターボのスカイアクティブD 3.3、そのディーゼル・ユニットに48Vマイルド・ハイブリッドを組み合わせたe-スカイアクティブD3.3の3タイプ。なお、CX-60にある2.5リッター直4ガソリンのスカイアクティブG 2.5は設定されない。

CX-80は、CX-8からの買い替えニーズだけでなく、輸入車も含めた高級3列シートSUVの対抗馬として存在感を高めるのではないだろうか。

気になる発売時期は、2024年秋とアナウンスされている。

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文=塚田勝弘

(ENGINE WEBオリジナル)

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