コンパクトなボディに3リッター直6を積むM135iとオーナーの田代さん。
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エンジン編集部唯一の20代ムラヤマが担当する連載『若者だってクルマ好き!』。今回は、教習所に通うまで、クルマにはあまり興味がなかったという田代さん。KINTOのGR86を友人とシェアリングする生活でマイカー所有に憧れ、今やBMWの希少なFRハッチを愛してやまないエンスーになったのだ。
ロング・ノーズが最高
「斜め後ろから見たデザインが一番好きなんです。テール・レンズにつながるボディ・サイドのプレス・ラインと、コンパクトながらひと目でFRだとわかるロング・ノーズが最高ですね」

と嬉しそうに語るのは24歳の会社員、田代直也さん。筆者とは大学の同級生で、いちばん仲良くしていたうちの一人である。彼が愛車の2015年型BMW M135iを手に入れたのは大学院修士を修了して就職する直前の今年3月末で、それからちょうど半年が経つ。
「クルマに興味を持ち始めたのは教習所に通い始めてからでした。MT免許にしたのも、そのときはあまり強いこだわりではなかった。だけど、法律的にも、技術的にも、自分がそれまで出来なかったことができるようになるのが面白いなと思ったのが、運転好きになったきっかけです」
聞けば、幼い頃は新幹線の運転士か飛行機のパイロットを夢見ていたという。どちらかといえば、クルマよりもずっと大きな乗り物に憧れていたようである。

学生時代には、友達と出かけるときにはレンタカーを、家族旅行では実家のクルマを運転することが多かった田代さん。筆者のクルマ好きも相当影響したに違いない。次第にそれでは物足りなくなったという。
「レンタカーやカーシェアより自由に乗れるクルマが欲しいなと思うようになりました。自分のクルマを持つのは、当時はいろんな理由で叶わなかったけれど、中古車検索サイトを眺めるようになってから、だんだんとホットハッチが気になるようになったなぁ。はっきりとした理由は分からないけど、ちょっとスペシャルで、中古で手が届きそうな価格のクルマが多かったからだと思います」
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