2025.01.12

CARS

フェアレディZとステージアとリーフを合体! 「あったらいいな」を専門学校生がオートサロンで具現化

オートサロンにおいて、自動車メーカーやチューニング&ドレスアップ・メーカーなどのプロ集団に交じって、多彩な展示を行っているのが、自動車系の専門学校。今年も多くの専門学校から学生による展示が登場し、来場者から大きな注目を集めていた。

日産自動車グループの専門学校

その1台が、日産自動車大学校が出展していた「Zリーリア」。ちなみに、日産自動車大学校は日産自動車グループの専門学校である。



学生たちのこだわりが詰まっている

Zリーリアと銘打ったカスタマイズ・カーは、日産京都自動車大学校の自動車整備・カスタマイズ科4年生が6か月をかけて制作したもの。正面から見ると顔は現行型フェアレディZだが、横に回るとなんとボディはワゴン! しかも、それだけではない学生たちのこだわりが詰まっているのだ。

ベースとなったのは2001年にデビューした2代目M35型ステージア。11代目スカイラインとプラットフォームを共有するモデルだが、その面影はほとんど残っていない。



Zらしさを創造

フロントまわりは最新のRZ34型フェアレディZを再現。それより後方はステージアのスクエアなワゴン・ボディが続くのかと思いきや、オリジナルの外板をそのまま使うことはなく、Zのマスクに見合うスタイリングを新たに創造している。

リア・フェンダーやルーフの一部を切断し、リアまわりはなんとリーフのもの移植。溶接で繋げている。テールライトは新型Zのモノ採用。さらに、リア・フェンダーをワイド化することで、Zらしいマッチョで迫力あるフォルムやデザインを構築した。ボディ・カラーは、現行Z発表時のイメージカラーであるイカヅチイエローだ。

リーリアという車名は、英語の「Lead」(率いる)とラテン語の「Familia」(家族)を組み合わせた造語で、家族と一緒にドライブを楽しめるスポーツカーを意図したという。現状、そうしたニーズを取り込んでいるのはエアロを装着したミニバンかもしれないが、かつて流行したようなハイパフォーマンス・ワゴンが再興し、その座を奪回してくれないかと、そんな望みを抱かされた一台だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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