2025.01.18

CARS

昔懐かしいブルーバード・マキシマを学生が「VIPカー」にカスタマイズ 日産自動車大学校のブルーバード・極

フェアレディZ顔のスポーツワゴン、現代のスカイラインをベースに復活させたケンメリ・スカイライン、東京オートサロン2025で学生の作品を展示している日産自動車大学校のブースに展示されていたもう1台のカスタマイズ・カーがこの「ブルーバード・極」。。日産グループの専門学校である日産愛知自動車大学校の自動車整備・カーボディマスター科3年生が、わずか2ヶ月半で制作したモデルだ。

内外装と走りを極める

ベースはU11型7代目「ブルーバード」から派生した2.0リッターV6を積む最上位モデルの、PU11型初代「ブルーバード・マキシマ」。FF(前輪駆動)レイアウトゆえの広いキャビン、上級車種ならではの高級感で人気を集めたブルーバード・マキシマの中でもピラーレスのスタイリッシュなボディを持つハードトップをベースに、内外装だけでなく走りもさらに極めたいという思いで製作されたという。



20代前半の若者がターゲット

コンセプトはラグジュアリー&スポーツ。オーバー・フェンダーやエアロ・バンパー、リア・スポイラーで全身を包んだ、いわゆるVIPカーと呼ばれる系統のカスタマイズに仕上げた。

ボディ・カラーは海や青空をイメージしたオーロラフレアブルーパールを採用。想定したターゲットは、クルマやドライブ、仲間と盛り上がる時間が好きな20代前半とのことで、活動的で若々しい雰囲気を表現したと説明している。

ミニバンやSUVへと嗜好がシフトしている現代にあって、学生が若者を想定したカスタマイズ・カーを4ドア・ハードトップで企画したというのが興味深い。1周回って、といったところか。日産がこうした意見に目を向けて、かつてのようにちょいワルなモデルを新車で出してくれたらうれしいのだが。



文=関 耕一郎 写真=宮門秀行、日産自動車大学校

(ENGINE WEBオリジナル)

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