2025.03.27

WATCHES

オシはお洒落な38mmサイズのブルガリ エンジン時計委員、柴田充のイチオシのこの一本! 

柴田さんの推しモデルは、ピンクゴールド、ケース直径38mm、ホワイトのオパラインダイアル。自動巻き。50m防水。206万8000円。

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エンジン時計委員会が新しいトレンドとしていま注目しているのが「ジェンダーレス・ウォッチ」だ。大径ケース、カラフル文字盤とここ最近の流行りが一段落したいま、新たに注目されているのが静かなる豪奢=「クワイエット・ラグジュアリー」と「ジェンダーレス」のキーワードだ。今回はそんな注目ウォッチのなかから、エンジン時計委員の柴田充がこの一本をセレクトした。

エンジン時計委員、柴田充 のイチオシ
ブルガリ・ブルガリ



コレクションの起源は1975年に顧客ギフト用に制作されたデジタル表示のブルガリ・ローマ。77年にゴールドケースの2針で実際に商品化され、進化を重ねている。柴田さんの推しモデルは、ピンクゴールド、ケース直径38mm、ホワイトのオパラインダイアル。自動巻き。50m防水。206万8000円。写真上右の時計はケース直径26mmのウィメンズ。

不変・普遍の価値を腕に載せる満足感

以前ブルガリCEOのジャン-クリストフ・ババン氏に、何故「ブルガリ・オクト」は薄さを追求するのかを訊ねたところ、スリムさがもたらす洗練されたインフォーマルなスタイルこそ現代の男性のエレガンスだから、と答えた。

ではもうひとつのアイコンウォッチ、「ブルガリ・ブルガリ」は何を目指すのか。それはジェンダーレスの新たな定義ではないか。

「ブルガリ・ローマ」を前身にしたデザインに38mmのケースサイズは、性差を超え、互いに歩み寄るに最適だ。古代ローマのコインから着想を得た、ブランドネームを刻んだベゼルは力強い存在感を放ち、不変の価値を腕に載せる満足感が得られる。

これまで41mmが中心だったベーシックな3針もダウンサイジングによってラグジュアリーな魅力がより凝縮した。1977年の発売から半世紀近く経っても輝きは色褪せず、タイムレスなオリジナリティはファッションを選ぶこともない。永遠の愛を誓い、分かち合うにもふさわしい時計だと思う。

(ENGINE2025年4月号)

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