2025.05.14

CARS

「只々未知の体験に絶叫するばかり」 自動車評論家の斎藤聡、嶋田智之、森口将之が乗って驚いたスポーツカーがこれだ!

斎藤さん、嶋田さん、森口さんの「ここがスゴイ」リポートをお届け。試乗したのはロータス・エメヤだ。

全ての画像を見る

森口将之は「アイデンティティが揺らがない」と思った

ロータスがこんなになっていいの? と最初は自分も思ったけれど、昔から他社とのコラボでスポーツ・サルーンを送り出してはいたし、もともと先進的なイメージがあるし、F1を含めてパワーユニットは外部調達が多く、エンジンよりもシャシーで魅了するクルマが持ち味だったことを考えれば、これもひとつの進化のカタチと言えるだろう。

advertisement


車体構造はエリーゼなどのようなバスタブ型ではなくアルミのモノコックで、さらに前後にアルミ製サブ・フレームを配する。

それにサルーンとしては低いウェッジ・シェイプやモダンなインパネ、スウェード巻きのステアリング・ホイールはエスプリあたりを思い出させて、電動化してもアイデンティティが揺らがないところはさすがと思った。

試乗は駐車場内限定だったので、走りは味見程度だったけれど、パドルの右でドライブモード、左で回生ブレーキのレベルを調節できるうえに、下側を弾いて戻すこともできるアクションは使いやすかった。圧巻はガラスルーフの瞬間調光機構が三角形に分割してあって、自分好みのグラフィックが描けること。蓮をイメージしているのかもしれない。

ロータス・エメヤR

ハイパー・スポーツカーのエヴァイヤ、大型SUVのエレトレに続く新世代ロータス第3弾のエレトレはリア・ハッチを備えた5ドア・ハッチバックのサルーンで“ハイパーGT”を名乗る。試乗車の最上位グレード“R”は前後2モーターと2段トランスミッションを搭載。床下のリチウムイオン・バッテリーの容量は102kWhで、一充電航続可能距離は435~485km(WLTPモード)。全長×全幅×全高=5139×2005×1467mm。ホイールベース=3069mm。車両重量=2575kg。車両本体価格=2268万2000円。

写真=山本佳吾/茂呂幸正

(ENGINE2025年4月号)

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement