2025.05.21

CARS

「大人のオープンカーの理想の一台」 自動車評論家の生方聡、菰田潔、山田弘樹が試乗した色気のあるスポーツカーとは?

生方さん、菰田さん、山田さんが試乗したイタリアのオープンスポーツとは?

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「飽きのこないカッコよさ」菰田潔

マセラティというと作家の北方謙三さんを思い出す。世界の自動車という写真付きの本の中から一番カッコいいクルマとしてマセラティ・ビトゥルボを選び購入したとご本人からお聞きした。

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瞬間芸としてのカッコよさではなく、永く保有していても飽きのこないカッコよさを北方さんは見抜いた。これは今でも全マセラティに通用していると思う。

エレガントという言葉がピッタリのインテリア。フロントシートのヘッドレスト下部には温風によるネック・ウォーマーを備える。

特に今回試乗した4座オープンのグランカブリオはその頂点。タイヤを優しく包むように美しいウエスト・ラインを描き、幌を開けても閉めてもその美しさに変わりはない。

その一方でマセラティはレーシングカーのコンストラクターとしてもそのむかし名を馳せた。走行モードを切り替えていくとコンフォート、スポーツの先にコルサ(レース)が出てきて、メーターからアナログの速度計は消え、中央にタコメーターが来る。

北方さんが買ったビトゥルボのころから始まったターボ・エンジンの扱いは慣れてきて、今ではアクセル・ペダルの動きにトルクが付いてきて扱いやすくなっている。

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