2025.03.26

CARS

扱い易いサイズを維持しつつ、よりスタイリッシュに 新型BMW2シリーズ・グランクーペが日本上陸

BMWが初のフルモデルチェンジで2代目へと進化を遂げた新型2シリーズ・グランクーペを日本へ導入する。

クーペ・フォルムを踏襲

エクステリアは先代同様、グランクーペの名の通り、なだらか弧を描くルーフ・ラインを持つクーペ・フォルムを採用。2024年にデビューした新型1シリーズにも採用された、ツイン・サーキュラーを発展させたアダプティブLED式ヘッドライトと斜めのラインを用いるキドニー・グリルを装備する。



全長は10mm長いが、全幅は変わらず

ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4550×1800×1435mm、ホイールベースは2670mm。先代「Mスポーツ」比で全長が10mm、全高が5mmアップした以外は同値となっている。

リア・ビューでは、立体的な形状を持つLED式テールライトや、スポーティなイメージを演出するディフューザーが印象的。また、リア・ゲートの車名バッジは、車格を表す「2」の文字を大きくして車種を認識しやすくしている。



シフト・レバーは廃止

インパネは、ほかの最新のBMWモデル同様、メーターパネルとセンター・ディスプレイを一体化したカーブド・ディスプレイを採用。シフト・レバーは廃止され、操作系は全てセンターコンソール周辺に統合された。センターコンソールにはワイヤレス充電器を設置している。

3人乗車の後席は40:20:40の3分割可倒式で、後席使用時の荷室容量は430リッター(マイルド・ハイブリッド車は360リッター)だ。



トップ・グレードは300psの4WD

日本仕様には3つのパワートレインをラインナップ。「220」は156ps/240Nm の1.5リッター直3ガソリン・ターボ、「220d」は150ps/360Nm の2.0リッター直4ディーゼル・ターボを搭載。いずれもデュアルクラッチ式7段自動MT(DCT)と48Vマイルド・ハイブリッドを組み合わせる。システム総合は220が170ps/280Nm、220dが163ps/400Nmに達する。両者ともアダプティブMサスペンションを装備する。

「M235 xドライブ」は走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルだ。300ps/400Nmの2.0リッター直4ガソリン・ターボを搭載。ドライブトレインは4WD+デュアルクラッチ式7段自動MT(DCT)。トランスミッションの変速も行える左のシフト・パドルを1秒間引くとパワートレインやシャシーが最もスポーティな設定へと切り替わる「Mスポーツ・ブースト」機能を備える。フロント機械式LSDやアダプティブMサスペンション、赤いキャリパーのMスポーツ・ブレーキを採用している。

運転支援デバイス(ADAS)は、ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能をM235に標準装備し、220と220dにオプション設定。35km/h以下で走行した直前のルートを最大50mまで記憶し、自動で後退できる「リバース・アシスト」は全車に採用される。

価格は、220グランクーペMスポーツが528万円、220dグランクーペMスポーツが548万円、M235xドライブ・グランクーペが734万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

タグ:

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement