2025.05.04

LIFESTYLE

「ロワゾー・ドゥ・フランス」 が東京・神楽坂に復活 あの味をもう一度! フード・ライターの小松めぐみが見つけたお店

東京・神楽坂にオープンした「ロワゾー・ドゥ・フランス」は、ロワゾー・グループのインターナショナル・ブランド。総料理長は次女のブランシュ・ロワゾー氏、料理長はフランスでロワゾー氏に師事し、「ロオジエ」などで活躍した市川健二氏(写真)。

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フランス料理の巨匠・ベルナール・ロワゾーのレストランが、東京で復活した。1990年代の華やかな外食シーンを思い出しつつ満喫してみては? フード・ライターの小松めぐみがリポートする。

帰ってきたロワゾー

1992年に神戸で開業して脚光を浴び、阪神大震災の影響で撤退した巨匠ベルナール・ロワゾーのレストランが、昨年、約30年ぶりに日本にカムバックした。

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東京・神楽坂にオープンした「ロワゾー・ドゥ・フランス」は、ロワゾー・グループのインターナショナル・ブランド。総料理長は次女のブランシュ・ロワゾー氏、料理長はフランスでロワゾー氏に師事し、「ロオジエ」などで活躍した市川健二氏(写真上)だ。

「水のフレンチ」とも呼ばれ、かつてフランス料理界に新風を巻き起こしたロワゾー氏の料理は、乳製品の使用を最小限に控え、素材の旨みを丁寧に引き出すスタイルが特徴。

前菜「ポーチドエッグのムーレット赤ワインの香り ベルナール・ロワゾースタイル」。赤ワインソースの酸味とオニオン・キャラメリゼのエスプーマの甘みが抜群の相性。「ムーレット」とは赤ワインソースを使ったブルゴーニュの郷土料理。6600円のプリフィクスコースと9350円のコースで楽しめる。

たとえばブルゴーニュの郷土料理「ポーチドエッグのムーレット」には、ブルゴーニュ産赤ワインを10分の1の量になるまで煮詰めてカシスのジャムやフォンドボーを加えた贅沢なソースがたっぷり添えられ、赤ワインの酸味と卵のコク、エスプーマ状のオニオン・キャラメリゼの甘みが絶妙に絡み合う。

小麦粉の代わりに香味野菜でとろみをつけた「国産牛の赤ワイン煮込み」はほろほろと崩れるように柔らかく、ブルゴーニュの赤ワインと抜群の相性だ。

文=小松めぐみ(フード・ライター) 写真=田村浩章

店内は66席。藤本壮介氏が設計した日仏学院の新校舎内に2024年6月オープン。●東京都新宿区市谷船河原町15 日仏学院1F TEL.03-6280-7803 https://ldf-tokyo.jp/

■ロワゾー・ドゥ・フランス

藤本壮介氏が設計した日仏学院の新校舎内に2024年6月オープン
東京都新宿区市谷船河原町15 日仏学院1F  TEL.03-6280-7803
https://ldf-tokyo.jp/

(ENGINE2025年5月号)
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