2025.04.03

CARS

レーシングカーのような緊張感のあるデザインを詳細写真で味わう 5億8000万円の特別なフェラーリ、F80が日本に上陸

フェラーリが、2024年10月にワールドプレミアした「F40」や「F50」の流れを汲む台数限定のスペシャル・モデル、「F80」を日本で初めて公開した。

80周年を祝う記念モデル

F1日本グランプリのために来日したF1チームのスクーデリア・フェラーリのチーム代表であるフレデリック・バスール氏とフェラーリF1のドライバーであるシャルル・ルクレール選手を招いたオーナー向けのイベントに先立ちプレス関係者に公開されたF80。車名を見ておわかりのとおり、創業40周年を記念したF40や50周年記念のF50同様、80周年を祝う記念モデルだ。



3基のモーターを備えたハイブリッド

F50以降のスペシャル・フェラーリ同様、クルマの骨格となるフレームにカーボン製のセンター・モノコックを採用。パワートレインはフェラーリのF1やWECマシンと同じようにターボ過給のガソリン・エンジンに前2基、後ろ1基の計3基のモーターを組み合わせたハイブリッドを搭載している。

エンジンは3.0リッターV6ツインターボで900psを発生。さらにエンジンと結合された1基のモーターとフロントに置かれ前輪を駆動する2基のモーターを合わせたシステム総合出力は1200psに達する。0-100km/h加速は2.15秒、0-200km/h加速は5.75秒。最高速度は350km/h。ただし、3基のモーターを備えるものの、モーターのみでの走行はできない。



フェラーリらしい艶のあるカタチ

「12チリンドリ」から採用されている黒い帯のフロント・マスクを持つエクステリアは流麗というよりも、レーシングカーのような緊張感に溢れたデザインだ。250km/h時に1000kgというダウンフォースを発生させる優れた空力性能を実現するために、スパッと切り落とされた平面的な造形も見られるが、フロント・マスクをはじめ、キャビンまわりやリア・エンドに至るまで曲面や曲線を巧みに組み合わせることで、フェラーリらしい艶のあるカタチを作り出している。ワールドプレミア時に公開された写真からは平面的な意匠に見えたが、実際の印象はけっこう異なるのだ。



ドライバーが主役のインテリア

インテリアはシンプルな造形。ステアリング・ホイールは視認性に配慮し上下を平らにした四角い形状で、センター・パネルは操作性に高めるためにレーシングカーのようにドライバー側に向けて立てられている。メーターは液晶パネル式。特徴的なのはフェラーリが「1+」と呼んでいるシートで、助手席は固定式、というか、バルクヘッドにクッションが貼り付けられたような形状になっている。また、運転席側と色を変えることで、ドライバーが主役であることを表現しているのも特徴的だ。

カスタマーの需要よりも1台少なく設定されていると言われる販売台数は799台。ユーザーの要望に応え、1300台以上が生産されたF40を除き、F50以降は台数限定で販売されてきたが、799台は歴代モデルの中でも最も多い台数だ。価格は発表されているのはユーロ建てのみで360万ユーロ、邦貨に換算すると約5億8000万円。こちらも歴代モデルの最高額だ。さすがにこの金額だと残念とも思わないかもしれないが、799台すべて売約済みとなっている。



文=新井一樹(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正

(ENGINE WEBオリジナル)

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