レグノは1981年のデビュー以来、高い快適性で人気を博すブリヂストンのプレミアム・タイヤ。個人タクシーをはじめ、その性能にほれ込み、指名買いするユーザーは多い。エンジン編集部の新井が、その新商品を公道で試乗した。
その名はTYPE RV2024年に5年ぶりのニューモデルとなるGR-XIIIが発売されたが、それに続き、今回追加されたのが、その派生モデルとなるGR-XIII TYPE RV(以下TYPE RV)。

商品名の通り、RVと呼ばれるミニバンやSUV向けのレグノだ。

TYPE RVは、ENLITEN(エンライトン)と呼ばれるブリヂストン最新の商品設計基盤技術を用いることで、さらなる飛躍を遂げたGR-XIIIがベースとなっている。
車高が高く、車重も重くなるRVでも十分な性能が得られるようにトレッド面を中心に改良。具体的には、内側と外側の両ショルダー部で、設定面積を拡大するとともに溝などの形状や位置を最適化している。

薄くて、軽くて、丸いというGR-XIIIの良さはそのまま。なかでも特筆すべきは重量で、実質的な前任モデルでミニバン専用に開発されたGR-VIIと比べると平均で1kg、アルファード用サイズで1.5kg軽くなっている。
味わいを継承しつつ進化まずは公道試乗からスタートしたが、タイヤがひと転がりした瞬間から「レグノ」だった。

路面との当たりがまろやかで音の発生もしっかり抑えられている。しかもGR-VIIと比べると、路面の凹凸を受け止めたあとの振動の収束が早くなっているのが好印象。
GR-XIIでは入力後にポワンポワンとした挙動が残るような振動がTYPE RVではスッと収まる。
また、GR-XIIIで感じたタイヤの軽さも継承されていた。さらに、ステアリングを切ったときの応答性も向上。GR-XIIには存在した初期応答時の遅れがTYPE RVでは感じられず、切った瞬間から鼻先がスッと内側に入ってくれるのが気持ちよかった。

ミニバンでもレグノ、そう言われる日は近いかもしれない。
文=新井一樹(ENGINE編集部) 写真=ブリヂストン
(ENGINE2025年5月号)