2025.07.05

CARS

男の秘密基地の匂いがプンプンする 1974年式ポルシェ911を自分でエンジンも下ろしてメンテナンス

東京の閑静な住宅街。白いシャッターが上がるとエンジン・フードを大きく開けた白いポルシェ911の前にはこのクルマから下ろされたと思われるエンジンが置かれていた。

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義父が1974年に購入したポルシェ911を引き継ぎ、なんと自分でエンジンを下ろして整備している進木元一さん。ポルシェは向こうの方からやってきました。

閑静な住宅街、シャッターの奥には

東京の閑静な住宅街。白いシャッターが上がるとエンジン・フードを大きく開けた白いポルシェ911の前にはこのクルマから下ろされたと思われるエンジンが置かれていた。その横にはあずき色が目を引く964型のポルシェ911がこちらを向いて停まっている。964型ポルシェ911の後ろにはアメリカ車だろうか、白いボディを覗かせている。その後ろにはオフロード・バイクがある。ガレージは広い中庭になっているようで、男の秘密基地という匂いがプンプンする。



「こんにちは」と奥から出て来たのは、家主の進木元一(しんのき・もとかず)さん。何かの作業をしていたのだろうか、エプロンをしている。グレーの長髪と髭はいかにも趣味人という雰囲気だ。一方、メガネの奥の瞳が優しく、暖かいオーラを放っている。

「これは2.7リッターのフラット6です。74年の911から下ろしました。これからカムチェーン・テンショナーやクラッチを交換するところです」

なんと、自分ひとりで911のエンジンを下ろし、整備をしているのだという。

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