2025.06.04

CARS

「退屈な走りとは決別した!」 自動車評論家の斎藤慎輔、飯田裕子が試乗した驚きの変化をとげたSUVとは?

斎藤さん、飯田さんが試乗したのはボルボ EX40ウルトラ・ツイン・モーターだ!

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今年もやりました2025年版「エンジン・ガイシャ大試乗会」。上半期注目の総勢33台の輸入車にモータージャーナリスト33人が試乗!

ボルボ EX40ウルトラ・ツイン・モーターには、小川フミオさん、関耕一郎さん、渡辺敏史さん、斎藤慎輔さん、飯田裕子さんの5人が乗った。今回は斎藤慎輔さん、飯田裕子さんの「ここがスゴイ」リポートをお届けする。

「加速も速いが、変化も早い」斎藤慎輔

早い、とにかく早い。ボルボEX40もBEVだけあってもちろん加速も速いけれども、改良の手を緩めずに突き進んでいく感じの進化、変化の早さがすごい。

床下に配置されるリチウムイオン式のバッテリー容量は78kWh。一充電走行可能距離は560㎞。

ボルボ初純EVとしてデビューしたXC40リチャージは、当初はシングル・モーターの前輪駆動とツイン・モーターの4輪駆動だったが、気づけばシングル・モーターは後輪駆動へと驚きの変更がなされ、そして2024年末から導入のEX40へと改名した最新型では、ツイン・モーター・モデルが、以前の前後輪同出力タイプから、前輪側出力を低くし後輪側出力を逆に高くしてきている。なるほどこれが気持ちよく素直に曲がるわけなのか、などというのは以前ならば「らしくない」というべきところだが、それが安全にもつながるものならば、パワートレインの特性を活かさない手はない。

いち早く完全EVメーカーへの移行を目指していたボルボも、ここへ来て軌道修正を余儀無くされているが、環境性能と安全性能を突き詰める中で、以前のような退屈な走りとは決別した感があるのは面白い。

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