2025.08.17

LIFESTYLE

小さくても人生が豊かになる家のつくり方 60平方メートルしかない平屋なのにこの広さはほんとに素敵!

床面積で言えば以前住んだマンション時代よりも少し広くなった程度だが、4mある天井の高いリビングルームは本当に気持ちがいい。

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雑誌『エンジン』の大人気連載企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。今回取材したのは、東京・日野市の丘の上に建つ建築家ご夫妻の自邸。建物自体は大きくないのに、そこには高さ4mのリビングや、気持ちのいいサウナを備えた、楽しい暮らしがあった。ご存じデザイン・プロデューサーのジョースズキ氏がリポートする。

強く望んだのは、平屋で庭のある家

建築家の柳橋啓一さん(39歳)と櫻井春美さん夫妻は、自邸について「60平方メートルしかない『小さな家』」と話すが、なかなかどうして。面積以上に広さを感じる、楽しい家だ。

クリーンな造形の玄関側の眺め。平屋だが、部屋によって天井高が異なるのが分かる。壁の色とクルマの色が上手くマッチ。

東京都の西部、日野市の丘の上に、二人の家が完成したのは3年前のこと。夫婦ともに建築家で自邸の設計は二人で行ったが、普段は仕事を一緒にしていない。現在柳橋さんは、大学時代の同窓生と共同で建築事務所のHYG ARCHITECTS(ハイジ アーキテクツ)を主宰し、櫻井さんは別の建築事務所で働いている。二人ともに、登山などのアウトドア・アクティビティが好きで、休日は一緒に趣味を楽しむライフスタイルだ。

この家ができるまでは、都心の華やかな街で、賃貸マンション暮らしをしていた二人。柳橋さんはできるだけ早く「一軒家での暮らし」を始めることを希望し、30代の半ばから家作りの準備を始める。強く望んだのは、平屋で庭のある家だ。

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