2025.08.07

WATCHES

あぁ...見なきゃよかった。オーナーも嫉妬するA.ランゲ&ゾーネ 1815 34mm

既存オーナーも嫉妬する新作1815 34mm

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4月上旬にスイスで開催されたWatches & Wonders Geneva(W&WG)にてお披露目されたA.ランゲ&ゾーネの新作は、「見なきゃよかった」と思えるほど素晴らしい仕上がりだ。既存1815オーナーでありENGINE時計委員はランゲの新作をどのように思ったのか。

小さく薄く、よりクラシカルに

既存の「1815」ユーザーなので、新サイズの登場に興味津々だった。でも、見なきゃよかった。

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34mmのサイズ感も6.4mmという極薄のケース厚も、ブルーダイアルってところも、まさに個人的な好みにドンピシャすぎたから。搭載する新キャリバーは、薄く小さいにもかかわらず72時間駆動を実現している点も、素晴らしい! あぁ、持ってる「1815」を手放して買い替えようか……なんて思ってしまった。スマン、愛機よ。



でもジュネーブの会場でプレゼンテーションをしてくれた製造責任者のティノ・ボーベさんが、「あなたが着けている時計は、本当に素晴らしいから」と言ってくれたので、もっと大切にしようと改めて心に誓った。



とにかく小さくなった「1815」の評判は、メディア関係者の間で抜群に良かった。コレクションの慣例にならい、搭載する新型Cal.L152.1のテンプが古式ゆかしきチラネジ付きのフリースプラングであることも、きっとヴィンテージ時計ファンの心に刺さるはず! 

A.ランゲ&ゾーネ 1815 34mm

洗練された技術と美意識をシンプルでドレッシーなモデルに発揮した今年のA.ランゲ&ゾーネ。新しい「1815」の特徴は、まず38.5mmを34mmにダウンサイジングしたケースで、それは35mmの初代「サクソニア」にほぼ近い。加えて6.4mmという薄型。



コンパクトなサイズに合わせて再設計された手巻きムーブメントは、パワーリザーブが72時間に向上した。もうひとつ見逃せないのは、新鮮なブルーダイアル。懐中時計に通じるクラシカルな意匠のダイアルが、モダンなイメージに変わった。

ホワイトゴールド(左)とピンクゴールド(右)各385万円。

問い合わせ=A.ランゲ&ゾーネ Tel.0120-23-1845

文=高木教雄

(ENGINE2025年7月号)

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