2025.06.05

CARS

ボルボXC60が次世代UX採用 エンジンやエクステリアもリフレッシュ

ボルボXC60のインフォテインメントやエンジンやエクステリアが改良された。

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ボルボが、XC60の仕様を変更。累計販売が150万台を超える主力モデルに、多岐にわたる改良が施された。

次々に新グリルへ生まれ変わる内燃エンジンのボルボ

エクステリアは、左右からの斜線が襟合わせのように交わる、XC90にも見られる新しいデザインのグリルを採用した。



ボディ・カラーは、フォレスト・レイク/オーロラ・シルバー/マルベリー・レッドの3色を追加。ホイールはデザインが刷新され、フルLEDテール・ライトはダーク・カラーに変更された。



インテリアは、レザー・フリー素材の採用範囲を拡大。“プラス”グレードのシートは、本革からリサイクル素材とバイオ・ベース素材を原料とするノルディコに変更された。最上級の“ウルトラ”でも、ファイン・ナッパ・レザーのほかに100%リサイクル・ポリエステル素材のネイビー・ヘリンボーン・ウィーブが無償で選べるようになった。



スティッチの入るテイラード・ダッシュボードや、オレフォス社製のクリスタル・シフトノブは全グレードに採用。トンネル・コンソールは、新形状の2+1カップ・ホルダーや、配置を見直したワイヤレス充電器など、使い勝手の改善に配慮された。



センター・ディスプレイは11.2インチで、従来の9インチから拡大。クアルコム・テクノロジー社の次世代コンピューター基盤であるスナップドラゴン・コックピット・プラットフォームを導入し、Google搭載インフォテインメントシステムは、従来比で処理速度が2倍以上、グラフィック生成速度は10倍に高まった。

先に発表されたXC40と同じく、センター・ディスプレイのグラフィックは、EX30やXC90などと同様のインターフェイスを採用。地図などが表示されるメイン画面へ、ホームボタンをワンタップするだけでアクセスできるようになったほか、ホーム画面に走行モードを簡単に選べるボタンを設置した。

また、ウィジェット機能で容易にメディアやハンズフリー通話などを切り替えできる。さらに、コンテクスチュアル・バーは、低速になると車外カメラのアイコンが現れるなど、走行状況に応じて表示内容が変化。インフォテインメント・システムは、OTAアップデートに対応する。

安全装備は、エマージェンシー・ストップ・アシスト機能を追加。パイロット・アシスト作動中に、ドライバーが両手でステアリング・ホイールを握るよう要求されても反応しない場合、車両を安全に自動停車させる。

パワートレインは、マイルド・ハイブリッドとなるB5系の2リットル直列4気筒ターボをミラーサイクル化し、燃費効率が約5%向上。ピラーやエンジン・ルームなどに遮音材を追加したことで、キャビンの静粛性も高めた。



価格は、B5系が789〜879万円、ウルトラT6 AWDプラグイン・ハイブリッドが1029万円。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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