2025.08.02

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新たな歴史の幕開けとなるムーブメントを搭載したロレックスの新作ランドドゥエラー

新たなムーブメントを搭載する新モデル ランドドゥエラー

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4月上旬にスイスで開催されたWatches & Wonders Geneva(W&WG)にてお披露目されたロレックスの新作は新型ムーブメントを搭載する陸の住人(ランドドゥエラー)。ENGINE時計委員は新作ロレックスをどのように見たのか。

光沢と艶消しの調和と切り替えの妙!

W&WGでのファースト・インプレッション。まずハニカムモチーフがあしらわれたダイアルに目を奪われた。スポーツカーのフロントグリルや給排気孔カバーに多く採用されてきた六角形パターンは構造の強さや伝統の象徴でもあり、精緻なサテン仕上げと相まって文字盤においても独特の機能美を放つ。

腕に乗せてみる。表面が平らなリンクで構成されている「フラットジュビリーブレスレット」と全面的に再設計されたオイスターケースの着け心地に驚く。

ケースが薄いこともあり、腕なじみがとてもいい。ゴールド製のフルーテッドベゼル~ケース~ブレスレットまで交互に続くポリッシュ/サテン仕上げは、まごうかたなきロレックス・クオリティ。

キャリバー7135は、非常に軽量で磁場の影響を受けにくく、エネルギー効率が大幅に高いダイナパルス エスケープメントも注目の的。

光沢と艶消しの調和と切り替えの妙が愉しめる。大きなイノベーションが採用された新型ムーブメントを、サファイアクリスタルのケースバックから眺められるのも嬉しい。個人的には近い将来追加されるかもしれない黒文字盤がとても楽しみ。 

ロレックス オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー

2012年発表の「スカイドゥエラー」以来の完全新シリーズが「ランドドゥエラー」。エッジのきいた新型ケース、ケースとシームレスに連続するデザインのフラットジュビリーブレスレット、ホワイトゴールド製フルーテッドベゼル、ハニカムモチーフをあしらったサテン仕上げのダイアルなど数々の特徴をもつ。

そして完全自社開発・製造の新型ムーブメント。10振動のハイビートや新型脱進機など、技術革新が話題の的だ。

自動巻き。オイスタースチール&ホワイトゴールド、100m防水。ケース直径40mmモデル225万5000円、36mmモデル211万5300円(いずれも予価・今春発売予定)。

問い合わせ=日本ロレックス Tel.0120-929-570

文=数藤健

(ENGINE2025年7月号)

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