2025.08.13

CARS

人生初のロールス体験は、丸太の上と水のなか!? 3台のロールス・ロイスにイッキ試乗! ローンチコントロールも体験!!

THE MAGARIGAWA CLUBで試乗したのは、カリナン、ゴースト、スペクター、それぞれのブラック・バッジモデル

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ロールス・ロイスは後部座席に座るもの……。子供の頃よりそんな先入観を持っていた筆者が、人生で初めてこのクルマを試乗した。その体験は、従来のイメージを根本から塗り替えるものだった。エンジン編集長のナガノがリポートする。

ロールス・ロイス=ショーファーカー

子供の頃から大の映画好きだった私が、初めてロールス・ロイスというクルマの存在を知ったのは、やはり映画の中でだった。それは小学生の頃にテレビで観た『黄色いロールス・ロイス』という1964年のイギリス映画。イングリッド・バーグマンやアラン・ドロンといった当時の人気俳優が総出演していたオムニバス作品で、一台のロールス・ロイスをめぐる人間模様が描かれていた。

そのクルマが1931年型のファントムIIだったことは最近になって知ったが、子供の頃に強く記憶に残ったのは、いずれの登場人物も座っていたのは後部座席で、必ず運転手がいたこと。それは中学生になってから観たコメディ映画『ミスター・アーサー』でも同じで、ロールス・ロイス=ショーファーカー、という揺るぎないイメージが、自分の中で定着してしまったのだ。



もちろんだいぶ前から、ロールス・ロイスがドライバーズ・カーとして評価されていることは知っていたけれども、自分が運転するクルマ、と考えると現実味がなかった。それだけに今回、南房総の会員制サーキット、THE MAGARIGAWA CLUBで、複数台のロールス・ロイスに試乗できるというお誘いを受けた時は、すぐに参加を決めたのである。

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