2025.09.23

LIFESTYLE

還暦で秘密基地を手に入れた世界一幸せな男!ポルシェ356のガレージと光と風の家がくれた人生のご褒美


世界一幸せ

今も東京のご自宅との2拠点ではありながらコロナ禍以降、4割ほどは、この家で過ごすようになったと話すKさん。確かに母屋の2階リビングから見える雄大な眺望と“大人の秘密基地”というべき離れでの生活は、何よりの贅沢な時間と潤いをKさんにもたらしているようだ。

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「母屋は空中を楽しむ場所」というコンセプトに基づき、Kさんがひと目惚れした遠くに稜線が連なる景色を存分に楽しめるリビング。冬の夕方、刻々とオレンジに染まっていく姿は絶品だという。キッチンは床を一段低くし、その前にL字型に広がるカウンターを設けているのも特徴。そして高低差を活かし、離れが2階からの眺望を邪魔しないのも大事なポイントといえる。

離れのガレージ脇には常設のコンクリート製カウンターテーブルと洗い場を備えたバーベキューテラスが備わる。手前にあるのはストーブを兼ねたバーベキュー・グリル。その奥にあるのがホビールームで、四畳半ほどのスペースには作業台や塗装ブース、ショーケースなどを完備。換気にも留意されており、時間を忘れて趣味の飛行機模型作りに没頭できるようになっている。

「“光と風の家”というのかな。今は新緑、そして風が気持ちいい季節ですが、ここに来て風にも音があることに気づきました。これまでは仕事を思う存分やって余った時間を好きなことに使ってきましたが、今は自分のために時間を使えるようになった。もちろん、そこに至るまでたくさんの良い出会いに恵まれたおかげなのですが、ルー・ゲーリックの「Today I consider myself the luckiestman on the face of the earth.」(今日、私はこの地球上で最も幸せな男だと思っている)じゃないけど、僕は世界一幸せだと思っています」

文=藤原よしお 写真=茂呂幸正

(ENGINE2025年8月号)

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