2025.07.26

CARS

760万円〜というライバルよりお手頃なプライスタグを掲げるプレミアムSUVのQ5が登場!【アウディ新型モデル発表会・前篇】

【新型Q5】新しいプラットフォームを採用した初のSUV。

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2025年7月24日、アウディ・ジャパンが東京・新宿で新型「Q5」と「A6 e-tron」を発表し、同日から全国で販売を開始した。

まさに時代の転換点

内燃機関モデルであるSUVのQ5と電動専用モデルのA6 e-tronを同日に発表するというのは珍しい。その状況を自ら「こんなことは今日が最初で最後かもしれない、まさに時代の転換期らしいことだ」というブランド・ディレクターのマティアス・シェーパース氏は、「This is AUDI」というキーワードを強調した。



この言葉に込められているのは、電動化へとシフトしていく時代の流れの中にあっても、市場動向に寄り添いながらさまざまな選択肢を用意していくというアウディの方針のことである。

2025年に入ってから日本では、内燃機関モデルの売れ筋であるA3の大幅改良モデルや、A4改め、全く新しいA5シリーズを導入。一方で、新開発のPPEプラットフォームを同社で初めて採用した電動専用SUVのQ6 e-tronも発表・発売している。そこに、今回の新型Q5と新型A6 e-tronシリーズが加わることで、新時代における内燃機関とフル電動モデルの網羅的なラインナップがついに出揃った、といえるのだという。

前篇となる今回は新型Q5についてお届けする。

曲面を多用することで躍動的な印象になった外観

まずプレゼンテーションが行われたのは新型Q5である。Q5はSUVを示す“Q”と、車格を示す数字“5”の組み合わせに由来する、いわゆるDセグメントに属するSUVであり、2009年の初代から数えて3世代目にあたる。初代は全世界で1600万台、2017年に登場した2代目は110万台を売り上げている主力モデルで、日本では、比較的若年層の、初めてアウディを購入する層にも強く支持されてきたそうだ。



新型Q5が採用するプラットフォームは、すでに発売されているA5シリーズと同様のPPC(プレミアム・プラットフォーム・コンバッション)で、PPC採用車としては2作目にあたる初のSUVである。プロダクト・マーケティング担当の德永雄三氏は、そのデザインについて力を込めて語った。



新型Q5の外観は、連続的に変化する曲面を多用することで、旧型に比べてより躍動的な印象を受けるものに変化した。プレゼンテーションで映し出された旧型との比較画像では、確かに平面的なデザインから一気に立体感が強まっていることが明確である。

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