2025.08.21

CARS

インフィニティ史上最強? QX80にオン/オフ2タイプのコンセプト・モデルが登場

いかにもワイルドなインフィニティQX80が登場!

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日産の上位ブランドであるインフィニティが、大型クロカンSUVの「QX80」をベースにした2台のコンセプト・モデルを製作。モンテレー・カー・ウィークで公開した。

パトロールNISMOを上回るパワー!


QX80は、日産ブランドで販売するパトロール/アルマーダとベースを共有するモデルで、2024年にフルモデルチェンジを実施している。今回のコンセプト・モデルは、この新型QX80の能力の幅広さを探るものだ。

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「QX80トラック・スペック」は、オンロード性能を極限まで高めた仕様。



フロントのスプリッターやエア・インテーク、ロッカーパネル、フェンダー・ベントは専用品で、グリルは市販グレードのスポーツから流用したアグレッシブなデザインだ。

ボディは、マットなメタリック・ブルー・ブラックのラッピングを施し、フレアしたフェンダーには24インチ・タイヤが収まる。フロント・ブレーキは、サイズを拡大したブレンボ製。リアには、4本出しテールパイプとディフューザーを備える。



エンジンは、市販モデルと同じ3.5リットルV6をベースとしながら、ターボのアップグレードをはじめ、大容量インタークーラーやラムエア・インテーク、新型燃料インジェクション、低背圧エグゾーストなどを採用。通常仕様の最高出力/最大トルクの457ps/700Nmを大幅に上回り、インフィニティ史上最強の660ps/1017Nm以上を発生する。

ゲレンデやディフェンダーに対抗! 


もう1台は、オフロード性能を追求した「QX80テレイン・スペック」。ロード・クリアランスを高め、オフロード用ホイールとオールテレイン・タイヤ、ホイールアーチのクラッディングで足元を固めた。また、フロント・ウインドウを障害物から保護するリムライザーや、ルーフ・トップに積んだライト・バーとポップ・アップテント、前後アンダー・カバーも備える。



ボディのラッピングはサテン・ダークバサルト。悪路でヒットするのを避けるため、エグゾーストはサイド出しとされた。そのほか、ディスプレイに車両の下の路面を投影するインビジブル・フード・ビューや、動く対象物も検知する3Dアラウンドビュー・モニターといった、大柄な車体でも周囲の障害物を把握しやすいデバイスも搭載している。



パトロールやアルマーダに設定されたNISMO仕様をはるかに上回るハイパワー・モデルと、悪路走破性を高めたオフローダーは、今後の市販車を予感させるコンセプト・モデル。日本未導入ながら、インフィニティの今後のモデル展開に期待がふくらむところだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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