2025.08.28

CARS

三菱の軽スーパー・ハイト・ワゴンが刷新 「デリカ・ミニ」はオフロード性能がアップ

三菱デリカ・ミニはさらにワイルドな顔つきに!

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三菱が、軽スーパー・ハイト・ワゴンの「eKスペース」と、そのクロスオーバー・タイプに相当する「デリカ・ミニ」を全面刷新。

どちらも個性的で、どちらも進化の幅が大きい!


2025年秋の発売に先駆け、予約受付を開始した。

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eKスペースのエクステリアは、グリルとキューブ型LEDヘッドライトに一体感を持たせ、メッキのモールやドットを配したフロントのデザインが特徴。



ボディ・サイドは、前後ドア・ハンドル付近が山型に盛り上がるなど、独特のプレス・ラインで個性を表現する。外板色には、デニム・ブルー・パールを新たに設定した8色展開だ。



インテリアは、7インチのカラー液晶メーターを一体化したパネルをダッシュボード上に置く、普通車に多くみられるようになったレイアウトで、先進感と上質感を演出。

色調はグレー基調で、柔らかな印象に仕上げた。また、Aピラーの位置と角度を見直し、さらに細くすることで、従来比+115mmの室内長と、改善された前方視界を得ている。

シートは、伸縮性の高い生地を採用して、フィット感や座り心地を向上。USBポート併設のインパネ・ロワー・トレイ、助手席インパネ・トレイ、運転席アッパー・ボックスを新設し、室内の使い勝手も高めた。

機能面では、パワー/ノーマル/エコの3段階式ドライブ・モード・セレクターを装備。Gグレードは、プラズマ・クラスター・エアコンを搭載するほか、軽自動車で唯一という、接近時アンロックと降車時オートロックの同時装着も実施した。



いっぽうデリカ・ミニは、従来型で人気を得たデザイン・テイストを踏襲しつつ、半円形LEDポジション・ランプを大型化。フロントまわりの特徴的な造形であるダイナミック・シールドは、ボディ同色とした。また、フロント・バンパーとテール・ゲートに、デリカの立体的なロゴを加えている。



前後スキッド・プレートや、フェンダーとボディの下部はブラックとして、アウトドア・テイストを強化。外板色は、デニム・ブルー・パールとサンド・ベージュ・パールを新設し、モノ・トーンが9色、デュオ・トーンが6色となる。



インテリアは、標準グレードは黒基調、上級グレードはグランピング・コテージの家具をイメージしたベージュ。

7インチ液晶メーターを、Google搭載インフォテインメント・システムの12.3インチ画面と一体化したモノリス・ディスプレイは、一部グレードに標準装備となる。Google Playでのアプリ・ダウンロードなどの通信料は、初度登録から10年間は無料だ。

特徴的な機能が、悪路走行も想定したドライブ・モード。eKスペースの3段階スイッチ式に対し、グラベル/スノーを加えた5段階で、セレクターはダイヤル式となる。

エンジン・レスポンスやASCなどの制御を専用チューニングするシステムは、軽自動車初とのこと。切り替え時には、ディスプレイに専用グラフィックが表示される。

足まわりには、カヤバ製ダンパーのプロスムースを初装備。4WD車は専用チューニングを施し、フロントは高剛性のスタビライザーとベアリングを採用、リアはブッシュの配置変更などとあわせて、安定感を高めた。

安全面では軽初の後側方衝突防止支援システムを導入。さらに、三菱の軽では初となるレーン・チェンジ・アシスト機能付きの後側方車両検知警報システムと、後退時交差車両検知警報システムを新規追加した。衝突被害軽減ブレーキには、交差点アシスト機能が備わった。



eKスペースは自然吸気のみ2グレード、デリカ・ミニは自然吸気とターボが各3グレード。いずれも、FFと4WDを設定する。

価格はeKスペースが約175〜195万円、デリカ・ミニが約195〜295万円を予定している。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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