2025.08.30

CARS

第2世代へと進化したクーペSUV 「アウディQ3スポーツバック」がフルモデルチェンジ

通常のQ3よりやっぱりクール! なスポーツバックが登場

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アウディが新型Q3に、クーペ・スタイルの「スポーツバック」を追加した。2025年6月に登場した3代目Q3のバリエーションで、スポーツバックとしては先代に続く第2世代となる。

やっぱりスポーツバックはカッコイイ!


全長と全幅は、通常のQ3と同じく4531×1859mmだが、Aピラーから後方へ下るスロープを描いたルーフ・ラインは、通常のSUVモデルより29mm低い。



リア周りのボリュームが減ったぶん、筋肉質なブリスター・フェンダーが際立っている。Cd値は、通常のQ3もスポーツバックも0.31。上位グレードの“Sライン”は、専用デザインの前後バンパーと、セレナイト・シルバーのトリムが装着される。



通常のQ3のホイール・サイズは17〜20インチまでだが、スポーツバックは18インチが標準装備。18インチと19インチには空力デザイン、19インチと20インチには5種類のアウディ・スポーツ仕様を設定する。先代では215からだったタイヤ幅は、235からにアップした。



パワートレインは、エントリー・モデルが1.5リットル直列4気筒ターボ・マイルド・ハイブリッドのTFSI 110kW。最高出力/最大トルクは150ps/250Nmを発生し、気筒休止システムも装備する。またディーゼルは、150ps/360NmのTDI 110kW。これらは前輪駆動だ。

四輪駆動のクワトロは、2リットル・ガソリンのTFSI となり、204ps/350Nmの150kWと、265ps/400Nmの195kWを設定。これら内燃エンジン車とマイルド・ハイブリッド車のトランスミッションは、いずれも7段デュアルクラッチ式自動MTだ。

プラグイン・ハイブリッドも設定があり、e-ハイブリッド200kWは、システム出力272ps/400Nmを発生。モーターは115ps/330Nm、エンジンは177ps/250Nmの1.5リットル直列4気筒ターボだ。総容量25.7kWh/実用容量19.7kWhの高電圧バッテリーを搭載し、モーターのみでの走行距離は通常のQ3が119kmなのに対し、スポーツバックは118kmをマークする。



新開発のサスペンションはスチール・スプリングを用いたもので、標準仕様、スポーツ仕様、そして伸び側と縮み側を個別制御する2バルブ・ダンパー・コントロール付き仕様の3種類。走行モードは、従来のオートがバランストと名を変えたほか、4WD車ではオフロード・プラスをデフォルトのモードに設定することができるようになった。



インテリアは、メーター・パネルに11.9インチ、センター画面に12.8インチのタッチ・ディスプレイを採用し、重要な情報表示を補完するヘッドアップ・ディスプレイも加わり、デジタル装備は上位機種並み。



荷室容量は、通常のQ3、スポーツバックどちらのボディ・タイプでも通常時は488リットルだが、最大時は前者が1386リットルなのに対し、スポーツバックは1289リットルとなる。



欧州では2025年10月の発売を予定するQ3。既報の通常モデルに加え、スポーツバックの価格も公表された。TFSI 110kwが4万6450ユーロ(約797万円)、e-ハイブリッド200kwが5万1150ユーロ(約878万円)と、SUVに対し1850ユーロ(約32万円)のアップとなっている。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)
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