2025.10.17

CARS

噂のテスラのエントリー・モデルのライバル登場!【400万円強】2年ぶりに復活する「シボレー・ボルト」とは

復活したシボレー・ボルトは約400万円〜。

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シボレーが、新型デンキ自動車の「ボルト」を発表した。2023年末に一度は終了した車名だが、2027年モデルで復活を果たす。

日本には並行輸入でごく僅かが上陸したボルトの最新モデルが発表


車体サイズは全長×全幅×全高が4307×1770×1622mm、ホイールベースは2675mmで、これは先代のボルトより、クロスオーバーSUVタイプの派生モデルである「ボルトEUV」にかなり近い。



シボレーのデンキ自動車は現在、クロスオーバーSUVの「エキノックス」が販売中だが、ボルトはその下位に当たる、3万ドル(約455万円)以下のエントリー・モデルだ。



X76と呼ばれる駆動ユニットの最新版をフロントに搭載し、最高出力は213ps、最大トルクは229Nm。65kWhバッテリーを積み、410kmの走行が可能とされる。GMは、安価な量産の電気自動車では初のロングレンジ・モデルだと説明する。



充電コネクタは、俗にいうテスラ方式のNACSで、急速充電は先代ボルトの2.5倍となる150kW以上に対応。10〜80%チャージは、最短26分だ。また、V2H外部給電も可能だ。



内装は、ドライバー前に11インチ、センターに11.3インチのディスプレイを配置。インフォテインメント・システムはGoogle内蔵で、自動運転機能のスーパー・クルーズもGoogleマップを使用する。



発売記念モデルの価格は2万9990ドル(約455万円)で、その後はベーシックなLTグレードを28995ドル(約439万円)で販売する。また、ボルト初のスポーティ・グレード“RS”も設定される予定だ。

GMは2025年7〜9月期決算で、電気自動車に関する事業見直しに伴う16億ドル(約2424億円)の費用計上を発表したばかり。



低価格戦略と新たなグレード展開で、デンキ離れに歯止めをかけたいところだろうが、アメリカの電気自動車市場は第2次トランプ政権下で、補助金廃止などの逆風にさらされている。とはいえ、海外市場を開拓するには、中国や日本といった国々によって低価格帯の電気自動車は激戦となっている。

なかなか前途多難の船出となりそうだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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