2026.01.02

LIFESTYLE

リビングはまるで美術館 現代アーティストの夫妻が住むと室内空間も光と色彩があふれる芸術作品になる

吹き抜けのリビングルームには、カラフルな美術品が数多く飾られている。現代アーティストの竹村京さんと鬼頭健吾さんは、大きな美術館で展覧会が行われることが多い、著名な芸術家だ。

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雑誌『エンジン』の大人気連載企画「マイカー&マイハウス クルマと暮らす理想の住まいを求めて」。デザイン・プロデューサーのジョースズキ氏が今回取材したのは、現代アーティストの竹村京さんと鬼頭健吾さんご夫妻が、群馬県高崎市に建てた二世帯住宅。その住まいは、芸術家の2人に相応しい、美術作品のような空間だった。

最初はロードスターとアテンザのマツダ2台持ち

群馬県高崎市にある、現代アーティストの竹村京さんと鬼頭健吾さん夫妻の家。吹き抜けのリビングルームには、カラフルな美術品が数多く飾られている。2人は、大きな美術館で展覧会が行われることが多い、著名な芸術家だ。床に敷かれたトランプ柄のラグも、竹村さんの作品である。テレビ横の扉は黄色に塗られ、高い所に設けられた色ガラスが壁をオレンジ色に染めるなど、家も美術作品のようだ。

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吹き抜けのリビングルーム。ラグに加えテレビ右手の作品が竹村さんの手によるもの。あとの作品は友人の美術家のものが多い。

2人がこの町に住んで10年。それまでの5年間は、ドイツのベルリンで暮らしていた。当時のアトリエは、自宅から自転車で通える距離。東京で同じような環境を確保するのは難しい。帰国後は、都心を離れて家とアトリエを探すことにした。惹かれたのは、高崎・前橋地区。直前にこの地の美術館で鬼頭さんの展覧会が行われ、訪れた際に魅力を感じていた。仲の良いギャラリーも存在する。アトリエ・スペースも確保できる古いが大きな一軒家を借りて、高崎での生活が始まった。

ハイサイドライトの一部に色ガラスを。

住んでみた高崎は、暮らしやすかった。新幹線を使えば東京へのアクセスも良く、育ち盛りの子供が伸び伸びと遊べる場所が随所にある。想定外だったのは、「からっ風」の強さだ。作品を運ぶためのクルマ1台と自転車での暮らしを想定していたが、冬は自転車が使えない。最初のフォルクスワーゲン・ゴルフ・ヴァリアント1台の生活が、すぐに2台体制になり、今に続いている。

鬼頭さんが2ドアのクルマと、マツダ車が好きなこともあり、最初の組み合わせは、マツダのロードスター(ND型)とアテンザ。ロードスターは、デザインで選んだアウディTTに替わり、3年前にアウディA5とマツダCX-8の、今の2台になる。CX-8は「80号の作品も載せられる」使い勝手の良いクルマで、竹村さんの普段の足だ。A5は鬼頭さんが乗ることが多く、東京との往復もたいていこちらである。鬼頭さんは京都の大学で教えており、現地にもアトリエを構えている。今年になり、1台で様々なシーンに対応できる、アウディRS3スポーツバックを迎え入れた。

ちなみに鬼頭さんは、フラフープなどのカラフルな既成製品や色ガラス、鏡などを使ったインスタレーションで有名だ。一方、竹村さんは、刺繍を使った物語を感じさせる作品を制作している。かつて自宅の隣に建っていた祖父母の家や、両親の家が作品のテーマになることも。そんな夫妻が、竹村さんの両親を高崎に迎えて建てた二世帯住宅が、今回の家である。

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