2025.12.28

CARS

オペルのCセグメントの定番が近未来ルックへお色直し! 新世代フェイスを得た「アストラ」が発表へ

センスある独自のデザインは魅力的だ!

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オペルが新型「アストラ」を、2026年1月のブリュッセル・モーターショーでアンヴェールする。

あのコンセプト・カーのイメージを受け継ぐ


2025年のオペルは新たなSUVの発表が続いたが、2026年は売れ筋のCセグメントの大幅改良で始まる。

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エクステリアは、Bセグメントのコンセプト・モデルである「コルサGSEヴィジョン・グランツーリスモ」で示した要素を採用。



フロントは、現行車にも見られるモチーフのオペル・バイザーをよりスマートで明快なデザインに落とし込んだ。ブリッツ・エンブレムは発光式で、コンパスと呼ばれる十字のイルミネーションの中央に配置した。



ヘッドライトは、先進アイテムのインテリルクスHDライトを導入。5万を超えるエレメントをコントロールすることで、従来のマトリックス・ライトより素早く正確に、先行車や対向車の防眩を可能にする。また、光をデジタル制御することでコーナリング時にドライバーの視点を誘導。さらに、舵角に応じた照射でコーナーの暗い部分をなくしたり、悪天候時や標識検知時に光量などを調整してドライバーの幻惑を防いだりする機能も備える。



ホイールは、新デザインの17インチと18インチを採用。また、メタリックの新色であるコンター・ホワイトとクローバー・グリーンも目を引く。オプションで、ブラック・ルーフとの組み合わせも選択可能だ。



標準装備されるインテリシートは、ロードバイクのサドルにヒントを得た中央の窪みにより、尾てい骨付近にかかる圧を軽減する。この前席には、多段式シート・ヒーターや、電動空気式ランバー・サポートも内蔵され、快適性を高めている。表皮は高品質なスエード調生地だが、100%リサイクル素材で、それ自体もリサイクルを可能としている。





ハッチバックと、ワゴンのスポーツ・ツアラーをラインナップする新型「アストラ」。荷室の最大容量は、それぞれ1339リットルと1634リットルだ。

なお、今のところハッチバックに設定される電気自動車バージョンの「アストラ・エレクトリック」は、バッテリーを54kWhから58kWhへ拡大。最大航続距離は454kmと、34kmほど延長されている。



改良版「アストラ」の先進的なルックスとテクノロジー、そして堅実な実用性は、ベーシックなCセグメントとしてはなかなか魅力的だ。



かつて一度予告されたオペルの日本再進出は進展が見られないが、価格次第では、VWゴルフの有力な競合となりうるポテンシャルを感じさせるだけに、上陸を期待したいモデルだ。

文=関 耕一郎

(ENGINE Webオリジナル)

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