2026.04.17

CARS

9000万円弱ながら25台を完売 スバル・インプレッサのWRカーをモチーフにしたレストモッド、プロドライブP25【オートモビルカウンシル2026】

プロドライブP25はスバルWRC97が登場してから25年後の2022年にデビューした

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2026年4月10日から12日までの3日間に、千葉・幕張メッセで開催されていたオートモビルカウンシル2026。そのテーマ展示のひとつであるレストモッドの世界のコーナーには、ネオヒストリックベースの4台が展示された。そのなかには日本でも大いに話題になった、往年のWRカーを思い起こさせるあの日本車の姿があった。それがこの「プロドライブP25」だ。

WRカーを製作したプロドライブの作


1997年にWRCが導入したWRカー規程に、いち早く対応したのはスバルだった。日本ではインプレッサ・リトナの名称で販売していた2ドアモデルをベースにラリーカーを製作した。これを含めてインプレッサでのWRC参戦を支えていたのが、イギリスの競技車両コンストラクターであるプロドライブだった。

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外板はカーボン製


スバルは1996年にインプレッサの高性能版であるWRXの2ドア・タイプR STiを設定していたが、1998年に前年に投入したWRカーを彷彿させる22B STiバージョンを400台限定で販売した。ワイドボディに2.2リッターの専用エンジンを積み、タイプR STiより200万円ほど高い500万円に価格設定したが、発表から間を置かず完売したという過熱ぶりは今でも語り種だ。

その22Bの再来かと騒がれたP25は、WRカーのインプレッサWRC 97登場から25周年を機にプロドライブが企画し、2022年に発表された。デザインは「スバルWRC97」を手がけたピーター・スティーブンスが監修し、22B以上にWRカーの再現度は高い。ただし、22Bのフェンダーは鋼板だったが、P25はドアを除くボディパネルをカーボンで仕立てている。


400ps超の2.5リッターを搭載


エンジンは、2.5リッター水平対向4気筒ターボのEJ25型を、スバル車に造詣の深いプロドライブがチューニングし、400ps以上を発生するという。トランスミッションは競技用のシーケンシャル・ドグミッションで、変速はパドルシフトで行う。ビルシュタイン製ダンパーやAPレーシング製大径ブレーキなど優れた走行性能に寄与するパーツも多数採用されている。

生産台数は25台で、価格は46万ポンド。発売当時のレートで約8800万円と、22Bとは桁違いの値付けだったが、こちらも完売。今後、入手できる機会があるとしても、これ以上のプレミアが付いた金額を提示されることとなるだろう。その姿を瞼に焼き付ける、これは貴重な機会だ。



文・写真=関 耕一郎 編集=新井一樹

(ENGINE WEBオリジナル)

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