2026.05.14

CARS

中国から世界へ羽ばたく!新型日産テラノを現地から詳細リポート|日産復活のカギはオフロードにあり?【北京モーターショー】

日本市場への導入も期待が高まる、新型日産テラノ

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中国ならではの“美意識”を取り入れる

テラノPHEVコンセプトをより詳しく見ていこう。エクステリアは大地の躍動感を表すようなマグマレッドのカラーが印象的で、そこへオーバーフェンダーやルーフキャリア、大型バンパー、サイドステップといった個々の要素がラギッドさのアクセントを加える。リアは「テラノ」の名にふさわしくスペアタイアを背負っているが、その近未来的な見た目がなんとも新鮮で、ぜひとも量産モデルに残して欲しい要素だと思った。

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迫力ある存在感を演出するテラノ PHEVコンセプト。

日産ブースで開催されたデザイントークには、グローバルデザイン担当執行職のアルフォンソ・アルベイザ氏に加え、現地合弁会社「東風日産」のデザイン部門トップを務める米山匠氏、日産デザインチャイナ社長の小野博央氏、日産中国ディレクターの張文宇氏、そして副ディレクターの王姿嬌氏が参加した。

張氏によれば、1年ほど前に若手デザイナーを引き連れ、日産パトロールで中国西部のチベットや新疆、甘粛といった砂漠地帯を巡った経験がテラノPHEVコンセプトへのインスピレーションになったと語る。

日産ブースで開かれたデザイントークの様子

「山のごとく揺るがなく、風のようにすさまじく」をテーマに据え、日産のオフロード車のヘリテージを感じさせると同時に、スタイリッシュさも盛り込んだようだ。アルベイザ氏は中国ならではの美意識を反映したデザインがあるとし、そうした要素を積極的に中国国外にも打ち出していきたいと強くアピールした。

スペックの大部分はまだ伏せられているが、日産が中国で販売中のフロンティア プロからは少なからず予測できる。フロンティア プロは東風日産傘下で、主に商用車やオフロード車の製造・販売を手がける「鄭州日産」が担当しているモデルだ。

テラノ PHEVコンセプトのサイド。

フロンティア プロのPHEVモデルのパワートレインは、東風汽車製C15TDE型1.5リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンに出力209hpの前輪モーター、容量33kWhの駆動用バッテリーを組み合わせ、総合航続距離1050km(純電動131km、どちらもNEDC値)を誇る。エンジンと前輪モーターを直結して駆動、後輪はトランスファ経由で駆動することでシステム総合出力429hp/トルク800Nmというパワフルな走りを実現した。

テラノ PHEVコンセプトのリア。

テラノPHEVコンセプトは鄭州日産によって製造される見込みで、おそらくプラットフォームや駆動システムもフロンティア プロと同様のものになるだろう。実車を見た印象からはフロンティア プロ(ホイールベース3300mm)よりもホイールベースが若干短いように感じたが、全長は5メートルを超えてくると予想する。

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